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日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方

日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方
(2013/07/25)
北山 公一

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満足度★★★
付箋数:23

日本実業出版社の細野さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたが、新幹線で東京から大阪に向かっていたとします。

隣の席に、他の乗客が乗ってきました。

このときあなたは、隣に座った人に話しかけますか?

私なら、座る時に「いいですか?」と聞くかもしれませんが、
それ以外で話しかけることはないと思います。

かなり社交的な人は別ですが、日本ではそれが一般的。

しかし、世界標準のコミュニケーションからすると、
これは常識から外れているそうです。

  「日本と違って、多様な人が生活する欧米社会では、
  お互い無言では決してわかり合えません。
  相手が黙っていては、自分に好意を持っているのか、
  敵意を持っているのかすら、わからないのです。」

ですから時間にして1~2分、敵意がないことを示すために、
軽い世間話をするのが、グローバル社会の常識。

見ず知らずの隣の人のプライベートを侵食し、
ずっと話しかける必要はありません。

あくまで、お互いに共通空間で快適に過ごすために、
当り障りのない会話を、少しだけするのがポイントのようです。

本書は、現役の外資系のマネジャーである北山公一さんが教える
世界標準のコミュニケーション・ルール。

北山さんが、グローバル企業で15年以上かけて身につけてきた、
人を動かすための、実践的な「話し方」が紹介されています。

  「働いて初めてわかったことですが、グローバル企業は以外にも
  “話し方” の巧拙が運命を分ける世界でした。」

実力主義と言われるグローバル企業でも、自分の仕事ぶりを
上司にわかるように伝えて、初めて実績として認められるのです。

北山さんが本書で教える話し方の「7つの基本ルール」は
次の通りです。

  1. 多様性 : 「お互いに違うのが当たり前」を大前提にする
  2. リスペクト : 相手の価値観を尊重することから始める
  3. リアクション : 会話はできるだけ「間」を作らない
  4. 理由 : 「なぜ」好きか、嫌いかをはっきりさせる
  5. 主張 :言いたいことは必ずその場で口に出す
  6. 二者択一 : 返事には「イエス」か「ノー」しかない
  7. 自立 : 自分で自分のスタンスを決める

本書では、これらをコミュニケーションの基本として、
グローバル企業での組織と人間関係、論理的な話し方、
効率的な会議の仕方、メールや電話の常識といった、
かなり実践的なアドバイスまで書かれています。

これからグローバル企業で働くことを考えている人には、
英語の次に身につけたい「伝え方」の技術です。

また、本書の内容について、自分は国内企業で働くから、
ぜんぜん関係ないと思ってはいけません。

本書の教えは、グローバル企業では必須の常識ですが、
ドメスティック企業で、本書の伝え方を知っていることは、
他の人と差別化できる武器になるからです。

この本から何を活かすか?

  論理的な会話に欠かせない「NFL」

価値観の違う人と一緒に仕事をする場合、自分の考えを
他人が理解できる論理展開で話さなければなりません。

その時に必要なのが、本書で紹介されている「NFL」の3要素。

これはNumbers「数字」、Fact「事実」、Logic「論理」の
頭文字をとったもの。

  「私はAだと思います。理由はBです」

これを論理的な会話の基本形として、
Bの部分に「数字、ファクト、ロジック」の3要素を入れます。

「NFL」を入れることは、グローバル企業で働くかにどうかに
関係なく、身につけたい論理的な話し方ですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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