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100円のコーラを1000円で売る方法 3

100円のコーラを1000円で売る方法 3100円のコーラを1000円で売る方法 3
(2013/06/08)
永井 孝尚

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満足度★★★
付箋数:21

永井孝尚さんの「100円のコーラ」は、50万部を超える
人気シリーズで、コミック化もされています。

本書はシリーズ第3弾にして完結編。

  「シリーズ1作目は、 “顧客中心主義への回帰” をテーマに、
  マーケティングエッセンスについて述べました。
  シリーズ2作目は、 “成功体験からの脱却” をテーマに、
  競争戦略や仮説思考・論点思考について述べました。
  そして、シリーズの3作目となる本書では、
   “イノベーションとリスクへの挑戦” をテーマに、グローバル化、
  デジタルマーケティング、企業のM&Aなどについて述べています。」

物語の舞台は会計ソフト業界。

主人公は駒沢商会の商品企画部長兼営業部長の宮前久美。

アラサーの美人で、高慢かつ情熱的な久美は、
ビジネスストーリー史上、最もインパクトのあるキャラクターです。

そして永遠のライバル、バリューマックス社の経営戦略室長の
内山明日香は久美とは対照的な性格のキャラ。

今回は、かつて久美と明日香、2人の上司でメンターでもあった
与田誠が駒沢商会を退社し、新しく設立した
大手外資系会計ソフト会社の日本法人、ガンジーネット・ジャパンの
代表取締役社長に就任するところから物語は始まります。

日本の会計ソフト市場は、バリューマックス社と駒沢商会の
2社による寡占状態でした。

そこにガンジーネットが新規参入するために
与田が打った戦略は「フリーミアム」でした。

更に与田は、元駒沢商会の専務で久美の天敵だった
昭和男の清水幸夫をガンジーネットの広報部長に抜擢。

ツイッターで「男の中の男」の広報部長としてつぶやかせ、
清水をネット上でカリスマキャラに育て上げます。

このSNSを駆使した共感を呼ぶマーケティングで、
与田は、ガンジーネットの知名度を瞬く間に高めます。

そして、ガンジーネットの急成長で、大手2社が煽りを食い、
ついにバリューマックス社が、駒沢商会の買収に乗り出します。

それぞれの会社の買収交渉窓口になったのが、明日香と久美でした。

交渉のBATNAを持っているのはどっちだ?!
果たして、この買収で1+1=3になるような効果は生み出せるのか?
ガンジーネットを超えるイノベーションを起こせるのか?

ビジネスストーリーで、メンターがライバルとして登場し、
主人公の会社が買収されてなくなってしまう展開は新しい。

1、2作目同様、今回もよく練り込まれたストーリーで、
思わず引き込まれて読んでしまいました。

その中に、実際のビジネス事例が違和感なく盛り込まれ、
自然といくつものビジネス理論が学べるように工夫されています。

また、本書がシリーズ完結編と言いながら、
第4弾もあるのでは? と期待させる終わり方がニクイところ。

ちなみに、本書に「100円コーラ」のエピソードは
出てきませんので、この話に興味がある方は、
1作目をお読みください。

この本から何を活かすか?

デジタルコンテンツ配信プラットホームCAKESで、
「100円のコーラを1000円で売る方法」が
無料配信されています。

元の文章にコミック版が挿絵として挿入されていて、
ちょっと新感覚で面白い。

コミック版を出すと、こういう使い方もできるんですね。

ウェブで読むには、このように漫画の数コマを
挿絵代わりに使うのは、かなりいい感じがします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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