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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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運と実力の間(あわい)

運と実力の間(あわい)―不完全情報ゲーム(人生・ビジネス・投資)の制し方―運と実力の間(あわい)―不完全情報ゲーム(人生・ビジネス・投資)の制し方―
(2013/06/08)
木原直哉

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満足度★★★★
付箋数:24

「完全情報ゲーム」と「不完全情報ゲーム」という言葉を
ご存知でしょうか?

これらは、いずれも頭脳ゲームの定義です。

完全情報ゲームとは、すべての情報を両対局者が共有して戦う、
偶然に左右されない、読みの深さを競う頭脳ゲームです。

将棋や囲碁、チェスやオセロなどがその代表。

これに対して不完全情報ゲームは、対戦相手がどのような手札を
持っているかわからない、実力半分、運半分の頭脳ゲーム。

ポーカーや麻雀などがこれに該当します。

本書は、日本人で初めてポーカーの世界選手権(WSOP)で優勝した
木原直哉さんの半生と戦いの記録を綴ったもの。

  「相手のことがよく分からなかったり、運任せな部分が存在する
  というのは、社会生活やビジネスと共通していると思います。
  わからないことにぶつかったら、どうすればいいのか。
  運の絡んでしまうことにどう準備したらいいのか。
  大袈裟に言えば、ポーカーにそのヒントがあるかもしれません。」

私たちの日常生活やビジネスで遭遇することは、
そのほとんどが不完全情報ゲームと言えるかもしれません。

運がいいときもあれば、運が悪いときもあります。
そして、運自体をコントロールすることはできません。

大切なのは、運がいい時、運が悪い時でそれぞれどう対処するか。

ポーカーのプロは、運が悪いときは、
さっとゲームを降り、損失を最小限に止めます。

そして、運が向いてきたら、一気に大きな勝負に出ます。

これは勝負で勝つための重要な戦略ですから、
ポーカー以外にも応用できます。

  「問題は、運が良かったと後から振り返って思える時に、
  きっちり運を掴みとって結果に結び付けることができるかどうか。
  そのために必要なのが実力で、これはしっかりトレーニング
  することで伸ばすことができる能力です。」

私たちは、運が悪いときは、流れを変えるために、
それまでのやり方を変えてしまうことがよくあります。

しかし、「負けている時にやり方を変えるな」と
木原さんは言います。

もちろんこれは、自分のスタイルにある程度
自信を持っていることが前提の話です。

負けている時にプレースタイルを変えるのは混乱のもと。

やり方を変えて結果が出なかったら、
不調の原因がわからなくなってしまいます。

逆に、やり方を変えていいのは勝っている時です。

プレースタイルを変えておかしくなっても、
それは変えた部分が良くなかったということなので、
結果が出なければ元のスタイルに戻ればいいということです。

本書には、このようにポーカー以外の部分でも
勝負に勝つための思考法として学ぶべき点が多くあります。

しかし、やはり本書のメインはWSOPの戦いの臨場感。

世界チャンピオンになるまでの3日間の戦いで、
木原さんには、どんな手札が来て、何を考えてプレーしたのか。

ポーカーをする人はもちろんですが、
ポーカーを全然知らない人が読んでも、
手に汗握るノンフィクションとして楽しむことができます。

この本から何を活かすか?

木原さんは、プロのポーカープレーヤーです。

カジノがない日本で、プロとしてやっていけることに驚きです。

では、木原さんは、どのようにして腕を磨いたのでしょうか?

実は今の時代、オンラインポーカーが充実しているので、
日本にいても、いくらでも腕を磨くことができるようです。

そして、オンラインポーカーのレベルも相当上がっていて、
ライブでしかプレーできなかった時代に比べ、
圧倒的に経験値が積みやすくなっているそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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