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バカと笑われるリーダーが最後に勝つ

バカと笑われるリーダーが最後に勝つ  トリックスター・リーダーシップ (ソフトバンク新書)バカと笑われるリーダーが最後に勝つ トリックスター・リーダーシップ (ソフトバンク新書)
(2013/07/19)
松山 淳

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満足度★★★★
付箋数:24

著者の松山淳さんから献本頂きました。ありがとうございます。

  「新しい考えはまず “バカバカしい” と非難され、
  次に “つまらないことだ” と退けられ、
  そして最後に “そんなことは誰でも知っている” と言われる」

これはリーダーを勇気づける言葉として、本書の冒頭で
紹介されていたウィリアム・ジェームズさんの箴言。

本書で紹介されるのは、「トリックスター・リーダーシップ」
というリーダーシップの新しい概念です。

トリックスター・リーダーシップは、偉大なリーダーに共通する
資質を究明し、帰納的に導き出したリーダーシップ論ではありません。

松山さんがコンサルティングを行なってきた、
名もなきリーダーたちが、ぶつかった壁を乗り越えていく
プロセスでみせた、心と行動の変化を観察してまとめたもの。

そこにあるのは、笑われてバカにされても
たくましく前進する真のリーダーの姿です。

トリックスターとは、一般に「道化」や「いたずら者」と訳されます。

しかし、神話の中のトリックスターは、善と悪、賢者と愚者などの
異なる二面性と、創造者の側面を持つ姿が描かれています。

松山さんは、多くのリーダーたちが困難な状況を乗り越え、
成長していく過程で、この二律背反的(アンビバレント)な
トリックスターの性質を身につけていることを発見したようです。

本書でまとめられている、トリックスター・リーダーシップの
原則は、次の5つです。

  1. アンビバレント “子どもみたいな大人” が生み出す情熱
  2. 壊すことを恐れず、新たな世界をつくり出す
  3. 人を欺き、コトを前に進める “したたかさ”
  4. 境界を超えて動き、異質なものをつなげていく
  5. 失敗を笑いに転化し、前へと進む

リーダーシップ論の中では、5年くらい前から、
奉仕型のサーバント・リーダーシップが注目されてきました。

欧米でリーダーと言えば、「管理・命令型」であり、
日本のリーダーのような「協働・奉仕型」が珍しいので、
注目された面もありました。

サーバント・リーダーシップもリーダーと奉仕者という
アンビバレントな面を持ちますが、創造的な破壊を行なって、
もの事を前進させる力はありません。

本書で提唱される、トリックスター・リーダーシップは、
サーバント・リーダーシップとはまた違った、
組織を改革できる新しいリーダーシップの形です。

ただし、リーダーシップの概念としては新しいものですが、
過去の偉大なリーダーたちの中にも、
トリックスターの性質を持っていた人たちがいました。

マキャベリさん、織田信長さん、坂本龍馬さん、
本田宗一郎さん、スティーブ・ジョブズさん、稲盛和夫さん。

本書では、この偉大な6人のリーダーに、
最近の事例としてAKB48の高橋みなみさんを加えて、
「笑われながら時代を切り拓いたリーダーたち」として
紹介しています。

個人的には、本田宗一郎さんとスティーブ・ジョブズさんの
共通点と相違点の考察が興味深かったですね。

この本から何を活かすか?

それでは、どのようにすれば、笑われても前に進む
トリックスター・リーダーシップを身に付けられるのでしょうか?

松山さんは、次の5つの思考を身につけるようにススメます。

  1. リーダーを演じる「LAL(Leader Act Leader)思考」
  2. 対立項の双方へ高い意識を持つ「二刀流思考」
  3. 一度「悪」に身を投じて、正しい事を行う「清濁併呑思考」
  4. 多くの異質をつなげて幸せを生み出す「多異多幸思考」
  5. 大きな志を持ち、笑われても最後に勝つ「ラスト・ラフ思考」

私はこの中で、「二刀流思考」を身につけたいと思います。

これは、自分の常識を疑い、非常識と考える領域から
自己改革のヒントを得る思考法です。

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| 読書法・速読術 | 07:32 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ありがとうございます。

『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ トリックスター・リーダーシップ』(ソフトバンク新書)著者、松山です。
ブログにてとりあげていただき、ありがとうございます!
サーバント・リーダーシップとトリックスター・リーダーシップの対比について、考えようとしていたところで、とても勉強になりました!
感謝、感謝です(^人^)

| 松山淳 | 2013/07/19 12:46 | URL |















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