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世界一愚かなお金持ち、日本人

世界一愚かなお金持ち、日本人
世界一愚かなお金持ち、日本人
(2008/01/13)
マダム・ホー 商品詳細を見る

満足度★★★

著者のマダム・ホーさんって、いったい何者?

これが、私が本書を手にした、一番の理由です。

プロフィールを拝見すると、日本人でありながら、
渡米し、華僑の妻となり、不動産投資で成功した方のようです。

ですから、日本人、中国人、米国人の3つの視点で
お金や投資、そして豊かさについての考えが、本書に紹介されています。

例えば、本書で紹介されていた「銀行がお金を貸す基準」は、

  ・日本の銀行 → キャッシュと人脈
  ・中国の銀行 → 人相
  ・米国の銀行 → 返済の実績

と、全く異なるようです。

特に、中国の「人相」を基準にするという考え方は、
純日本人の私から見ると、新鮮な響きがあります。

本書は「真の豊かさを手に入れる方法」を
啓蒙することをミッションとしています。

それはいったい、どんな方法か?

マダム・ホーさんが資産を築いた方法は、不動産投資ですが、
本書では不動産投資を勧めている訳ではありません。

マダム・ホーさんさんの示す答えは、「信用」です。

信用を築くことが、豊かさの源泉であり、
これが、いずれ「金のなる木」に育つと、説明されています。

但し、先程の銀行の例にもあった通り、
国によって「信用のシステム」が全然違うことを、
知る必要があるようです。

ところで、タイトルの、「愚かな・・・日本人」は、
かなりインパクトがありますね。

これは、不労所得を「善」と考えられない日本人のメンタリティに対する
マダム・ホーさんの正直な印象なのでしょう。

この本から何を活かすか?

本当に日本人は愚かで、中国人や米国人は優れているのか?

先月のNHKラジオ・ビジネス英会話
「Rising Cost of Education」のビニエットで、
興味深いアメリカの現状が紹介されていました。

アメリカの学生は、自分でローンを組んで、大学等の費用を支払うのが
一般的ですが、学費やその他の費用が高騰し、抱える借金も大きくなり、
その返済遅れも多発し、問題となっているようです。

一方、彼らは、投資が大切と教育を受けています。

しかし、実際は借金を抱え、ローンの返済が滞っているくらいですから、
投資する余裕など全くなく、多くは預金口座すら持っていないとか。

そのくせ、大の消費好きですから、
この点については、手放しにアメリカ人の真似を
する訳にはいきませんね。
 
Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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