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ikadoku

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「見る目」「見た目」の科学 好き、嫌いの正体

2013年07月08日
科学・生活 0
「見る目」「見た目」の科学 好き、嫌いの正体 (ワニブックスPLUS新書)「見る目」「見た目」の科学 好き、嫌いの正体 (ワニブックスPLUS新書)
(2013/06/10)
林 成之

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満足度★★★
付箋数:21

  「会社に行って、 “今日はどのデスクで仕事しようかな” と
  毎日ころころ変わるようでは、ゾーンの構築など不可能。(中略)
  同じ理由で、決まったワーキングスペースを持たない
   “ノマド” という働き方にも疑問符がつきます。
  いずれ、 “やっぱり決まったオフィスとデスクがあったほうが
  効率がいいや” と気づく人が大半だと思います。」

このように、最近流行りのノマドのワークスタイルを
疑問視するのは脳科学の権威、林成之さん。

なぜ、ノマドの働き方が効率が悪いかと言うと、
「ゾーン」に入りにくいから。

ゾーンとは無の境地になるような集中状態です。

人間には「統一・一貫性」を好むという強力な本能があります。

ですから、固定された環境で働かないノマドは、
違った環境で気持ちがリフレッシュされることよりも、
集中するために「統一・一貫性」を構築するコストの方が
大きいので、どうしても効率が落ちてしまうようです。

サッカーのホーム&アウェーで、ホームのチームが有利なのは、
審判が有利な判定をしてくれるからではなく、
いつも戦い慣れたグラウンドでは「環境の統一・一貫性」が
後押ししてくれるからです。

サッカーや野球よりもホーム&アウェーが顕著に影響するのは、
ボクシングの試合です。

日本の試合で世界チャンピオンが誕生し、防衛できても、
海外ではほとんど勝てないのはこのためですね。

さて、本書の主題は「見る目」や「見た目」についてです。

  「私たちは、今や質量ともに情報の世界に生きています。
  それにも拘らず、 “見る目” や “見た目” を科学的に理解する
  知識を持っていないことに気づかされます。
  絵や字が上手い人と下手な人がいるのはなぜか?(見る目)
  強いサッカーチームのベンチはなぜキレイなのか?(見た目)
  色の好き嫌いはどのようにしてうまれるのか?(見る目)
  タレントの好感度はどこで決まるのか?(見た目)・・・・など。
   “見る目” と “見た目” に関する疑問を挙げたら、キリがありません。
  本書は、これらすべての疑問にわかりやすく答えていきます。」

実は「見る目」や「見た目」にも、先ほどの「統一・一貫性」を
好む人間の本能が大きく影響しているのです。

クルマも、女優さんの顔も、飛行機も、花も、
すべて美しいと感じるものは、モノの位置、大きさ、向き、
バランスがピタリとマトリックスにハマる、
「統一・一貫性」の本能を満たすものなのです。

林さんは、映像を受け取る側の反応に、科学的にアプローチする
研究を行うために「サイエンス映像学会」を立ち上げています。

本書では、まるまる一章を割いて「最高の映像・CMづくり」について
解説しています。

本書は、「見る目」や「見た目」の科学を雑学的にまとめた本
というより、私にとっては、脳科学的なCM製作のアプローチを
解説した本といったイメージが強く残りました。

この本から何を活かすか?

ツメが甘い人は机周りを整理整頓しよう

  「たとえば後片付けのできないスポーツ選手は、フィニッシュが弱い。
  最後でボロをだして負けます。サッカーチームのベンチを見れば
  わかりますが、強いチームはビシっと整理整頓されています。(中略)
  後片付けができない受験生も、たいてい最後のほうで解答を間違える。」

後片付けの能力とは、物事を最後まできちんと終わらせる能力で、
これは子どもの頃に机の上をキレイに片付ける習慣で培われるようです。

ウチの娘も、現在中学1年生ですが、テストのときにツメが甘いのは
机の上を片付ける習慣がないからなのかもしれません。

今日帰って来たら、まず机の上を片付けさせます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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