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成功者3000人の言葉

成功者3000人の言葉成功者3000人の言葉
(2013/05/31)
上阪徹

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満足度★★★
付箋数:20

  「文学専攻の著名な大学教授に取材をしているときでした。
  次々に質問を繰り出していた私に対して、
  彼が突然こう聞いてきたのです。

  “上阪さん、ドストエフスキーを読まなければいけない
  理由を知っていますか”

  私がキョトンとしていると、彼は訥々と語り始めました。

  “ドストエフスキーの小説には、人間というもののすべてが
  詰まっているんですよ。特に、人間が生きる世界が、
  いかに理不尽で、無慈悲で、不平等で、不合理で、
  残酷なものであるかが語られている。
  それを理解して生きるのと、まったく理解しないで生きるのとでは、
  人生は大きく変わっていくんです”」

私はドストエフスキーさんの小説を漫画まとめ本でしか、
読んだことがないので、こんな話を聞くと、
ちゃんと読まなきゃなと思います。

さて、本書はフリーライターの上阪徹さんが、
過去3000人以上に行なったインタビューの中から、
気づきや人生をより良くするためのヒントをまとめたもの。

グローバル企業の経営者や、高名な大学教授、オリンピックに
出場したアスリート、誰もが知っている俳優やテレビタレント、
ベストセラー作家やミュージシャンなどの言葉を紹介します。

ただし、すべての方は肩書きだけで、固有名詞は出てきません。

もちろん、上阪さんの取材メモには、インタビューした人の名前が
記されているはずですが、それをあえて本書では書いていません。

名前を出してしまうと、有名な方々だけに、
先入観で話を聞いてしまって、その言葉の持つ本当の意味が、
伝わりにくくなってしまうからなのだと思います。

ただし、「芸能界でトップランナーとして20年以上も活躍する
タレント」と書かれると、私の場合は、それって誰?
と想像して、一度内容から離れてしまうので、
名前を出さないことがプラスとは言えない面もありました。

本書は、「成功者3000人の言葉」というタイトルですが、
インタビューから成功法則をまとめた本ではありません。

よくある成功法則の本は、成功者の共通した考えが
まとめられているので、積集合(A∩B∩C・・・)を表しています。

しかし、上阪さんは、成功に限らずいろいろな人生があってもいい
と考えているので、本書は和集合(A∪B∪C・・・)のような、
人生の幅広さを認める本になっています。

  「私はこうも思うようになりました。果たしてこうした人たちほどの
  大きな成功を、誰もが求める必要があるのか、と。
  人生は、人それぞれ、でいいはずなのです。
  身近な人に捧げる人生があっていい。(中略)
  大事なことは、それを自ら認識し、納得し、望むということ。」

本書は、一つの目標を目指すための本ではなく、
ろいろな場面で、ヒントとなる言葉が散りばめられているので、
その中から、自分にふさわしい言葉を見つける本です。

この本から何を活かすか?

  「仕事では、 創造力が強調されることがよくあるのですが、
  それより “想像力” を重視したほうがはるかに有効です。
  なぜなら、創造力は誰にでもあるわけではなく、
  この力を磨くのは極めて難しいけれど、想像力は誰にでもあって、
  しかもそれを磨くことができるからです。」

では、想像力を働かせて、人間関係にどう活かすのか?

  「自分にしてほしいことを、人にもする。
  自分にしてほしくないことを、人にしない。」

小学校の道徳の時間に習うような内容ですが、
そういうことこそ、本当に大切なんですね。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 07:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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