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頭が良くなる議論の技術

頭が良くなる議論の技術 (講談社現代新書)頭が良くなる議論の技術 (講談社現代新書)
(2013/05/17)
齋藤 孝

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満足度★★★
付箋数:22

齋藤孝さんが基準をつくる「生産的議論ができる人ランキング」。

あなたは、どの階級にに入りますか?

  S級 : 生産的な意見・アイディアがポンポン出てきて、
      短時間で議論の成果があげられる人。
  A級 : 整理能力が高く、それなりに話しの進め方がちゃんとできる人。
  B級 : 「生産的」である意思はあるが、整理能力が低く、
      いいアイデアも少ない人。
  C級 : 発言量が少ない人。アイディアが全然ない人。
  D級 : 周りに対する影響力が強いのに、生産的意見を出さない人。
      議論を潰してしまう人。

齋藤さんは、C級の人がかなり大きなボリュームゾーンに
なっていると感じているようです。

目指すは、A級以上。

  「さて、 “自分はこのランキングかな” と確認できたなら、
  これからは1つでもランキングを上げることを心掛けてください。」

本書は良い議論をするための本。
良い議論をすると、結果として頭も良くなることが述べられています。

では、なぜ良い議論は頭をよくするのでしょうか?

それは「頭の良い人」がどのような力を身につけているかを
考えてみるとわかります。

まず、頭の良い人は、1つの視点だけでなく、
さまざまな視点から、ものごとを考えることができます。

良い議論では、他人の意見を柔軟に受け入れます。
そうすることで、多面的なものの見方が身につくのです。

また、頭の良い人は、弁証法的な対話の構造を身につけています。

弁証法とは、ある主張があると、それに反対の主張をぶつけ、
あえて対立や矛盾を生み出し、その2つの意見に矛盾が出ない
1つ高いレベルで考え、ステップアップしていく思考法。

螺旋階段を上がるように思考するイメージで、
高い次元へ止揚することをアウフヘーベンと言います。

この「正-反-合」こそ、思考法の基本。

いい議論を通して弁証法的な思考過程を身につけると、
頭が良くなるというわけです。

ただし、齋藤さんが本書で目指すのは、
単にロジカルな議論ではありません。

ロジカルに傾きすぎると、気づかいに欠け、
一般的な日本人の感覚からすると、拒否反応を起こす場合があります。

ですから、弁証法的なステップアップする議論であっても、
互いに気持ち良くなり、良好な人間関係を築ける議論を目指します。

  「スポーツとして議論を楽しみ、 “知の汗” を流す。
  そして終えた後、仲間と健闘をたたえ合う。
  むしろ、議論を通して仲間となる。」

生産性も高いのに、人間関係も良くするような、
楽しく爽快な議論をするコツが、本書で紹介されています。

この本から何を活かすか?

  「議論で使える言葉づかい10」

  ・データは~となっています
  ・とりあえず~と設定しましょう
  ・ここまではよろしいですね(確認)
  ・A視点、B視点とします(整理)
  ・では、選択肢は以下のA、B、Cで
  ・たいへんいいですね。これをプラスします
  (反論に見えない反論)(修正の技術)
  ・別の視点で何かありませんか(多様性の促し)
  ・考えてもみなかった視点ですね(新しい視点の発見)
  ・整理すると~になります
  ・残り~分なので結論を出しましょう(時間の管理)

議論が迷走しないように、ファシリテーターは、
これらのフレーズが自在に使えるようにしたいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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