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覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)
(2013/05/25)
池田貴将

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満足度★★★★
付箋数:22

サンクチュアリ出版の高山さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「吉田松陰という存在は、没後150年以上たった今もなお
   “きみは本気で生きているのか?” と私に問いかけてきます。
  彼は30歳で亡くなりました。
  奇しくも同じ年齢で、私はこの本を作る機会に恵まれましたが、
  松蔭先生の存在ははるかに遠い。
  そのことをただただ痛感することになりました。」

このように語る池田貴将さんは、熱狂的な吉田松陰さんマニア。

デスク上に銅像を置いて毎日拝み、自らの講演の際には、
吉田松蔭さんの遺書『留魂録』を胸に忍ばせているそうです。

以前このブログで紹介した、池田さんの本
動きたくて眠れなくなる。』がかなり熱かったのは、
吉田松陰さんに影響されていたからなんですね。

本書は、吉田松陰さんの残した言葉を現代語訳した「名言集」。

タイトルにある通り、かなり「超訳」され、
堅苦しい文語ではなく、私たちが違和感なく読めるように、
現代風にアレンジされています。

本書では、吉田松陰さんの176の言葉が、
心・士・志・知・友・死の7つのカテゴリに分けられて
紹介されています。

  「私が尊敬するのは、その人の能力ではなく、
  生き方であって、知識ではなく、行動なんです。」

  「知識は、過去のこと。行動は、今これからのこと。
  したがって、行動を起こす前には、まず知識を疑うこと。」

吉田松陰さんの言葉が、熱く心揺さぶるのは、
自ら行動する人だったからでしょう。

その行動力は、当時の人からすると、常軌を逸しているとさえ、
思えるほどのものでした。

1853年の黒船来航に衝撃を受けた吉田松陰さんは、
密航してでも外国留学して日本のために学びたいと決意。

翌年、ペリーさんが再来航した際に、盗んだ小舟で黒船に漕ぎ着け、
そのまま甲板に乗り込み、密航を訴えました。

アメリカ艦隊は、突然の東洋人の訪問に驚き、
無防備な侍が、法を犯し、命がけで「学ばせてくれ」と訴える
吉田松陰さんの覚悟と異常なまでの好奇心に震撼します。

結局、密航の訴えは受け入れられず、投獄されることになりますが、
吉田松陰さんは後に、この事件を次のように振り返ります。

  「今ここで海を渡ることが禁じられているのは、
  たかだか江戸の250年の常識に過ぎない。
  今回の事件は、日本の今後3000年の歴史にかかわることだ。
  くだらない常識に縛られ、日本が沈むのを傍観することは
  我慢ならなかった。」

吉田松陰さんの、こういった志のある行動が、
松下村塾で弟子たちに受け継がれ、「明治維新」という
新しい時代の流れをつくっていくのです。

私は、本書を読んでんはじめて知りましたが、
吉田松陰さんが松下村塾で教えた期間は、
わずか2年半しかなかったそうです。

その短い期間で教えた中から、総理大臣2名、国務大臣7名、
大学の創設者2名という、世界でも類を見ないほどの
とんでもない数のエリートを生み出したそうです。

また、本書とは直接関係ありませんが、
吉田松陰さんの仰天エピソードについては、
幕末ガイド」のサイトで、面白おかしく読むことができます。

この本から何を活かすか?

  「すぐれた人の話や文章に触れて、自分もまねしてみようと
  思うことは簡単です。しかし、学んだ今すぐ、その気持を
  行動に移して、結果を出してみなければ、
  その学びは二度と自分のものにはならないでしょう。」

本好きで終わらないために、心に留めておきたい言葉です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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