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育てる技術

2013年05月22日
組織・社内教育・コーチング 0
育てる技術育てる技術
(2013/04/04)
石田淳

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満足度★★★
付箋数:20

そこまでしなくちゃいけないんですか?

これが初めて「行動科学マネジメント」に出会った時に、
誰もが抱く思いでしょう。

行動科学マネジメントとは、部下の態度や感情ではなく、
「行動」に焦点を合わせたマネジメント手法です。

部下のやる気を起こさせることも必要ありませんし、
根性論とは対極にある部下の指導方法です。

行動科学マネジメントでは、できない理由を2つに限定します。

  ・仕事のやり方がわかっていない。
  ・仕事のやり方はわかっているが継続の仕方がわからない。

この問題を解決するために、必要な作業を1つ1つ洗い出し、
とるべき行動を細かく分解して、誰が読んでも分かる言葉で
リスト化します。

そこにあるのは、目に見える行動のみ。
感情的なものは一切入る余地はありません。

例えば、「ペットボトルの水をコップに注ぐ」という行為も
次のように分解します。

  1. ペットボトルを見る
  2. ペットボトルに利き手と反対側の手を伸ばす
  3. ペットボトルを引き寄せる
  4. 利き手でキャップをつかむ
  5. キャップを時計と反対回りに回して開ける
  6. キャップをテーブルに置く

まだまだ続くので割愛しますが、
「ペットボトルの水をコップに注ぐ」というごく簡単な行動も、
全部で27の行動に分解します。

その通りやっていけば誰でも再現できるようにリスト化する。

だからこそ、行動科学マネジメントは、いつ、どこで、
誰がやっても同じような結果が出せるマネジメント手法なのです。

しかし、日常のすべての仕事をこのように
細かく分解することは現実的ではありません。

ですから、まずは絶対に外せない行動を分解して、
リスト化することを優先します。

行動科学マネジメントでは、その優先すべき行動を
「ピンポイント行動」と呼びます。

あなたは、部下に対して次のような指導をしていませんか?

  ・失敗の原因を考えさせる
  ・やる気に期待する
  ・いきなり大きな仕事を任せる
  ・上司として厳しく接する
  ・仕事以外の話をしない
  ・ゴールを見せない
  ・部下に判断をゆだねる

これらは、本書で「残念な教え方」として
挙げられている指導法。

この残念な教え方から脱するために、
有効なのが行動科学マネジメントなのです。

本書は過去の石田淳さんの本を読んでいる方には、
それほど新鮮味はありませんが、
初めて行動科学マネジメントを学ぶ方には
シンプルで入りやすい一冊です。

もう少し行動科学マネジメントについて詳しく知りたい方は、
以下の石田さんの本がおすすめです。

  『短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント
  『組織が大きく変わる「最高の報酬」

この本から何を活かすか?

行動科学マネジメントは部下の指導だけでなく、
個人のセルフマネジメントにも有効です。

個人用には、以下の本がおすすめ。

  『すごい「実行力」
  『超! 自分マネジメント整理術

個人向けの行動科学マネジメント本では、
好ましい行動を継続することを主体に書かれています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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