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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ともに戦える「仲間」のつくり方

ともに戦える「仲間」のつくり方ともに戦える「仲間」のつくり方
(2013/03/28)
南 壮一郎

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満足度★★★★
付箋数:18

転職サイト「ビズリーチ」の創業のストーリーから、
「ともに戦える仲間のつくり方」を学ぶ本。

ビズリーチとは、2009年4月にサービスを開始した、
エグゼクティブに特化した会員制の転職サイトです。

求職者の登録条件は年収750万円以上で、
日本初の求職者に課金するスタイルをとります。

モルガン・スタンレー証券を経て、楽天イーグルスの
創業メンバーとなった南壮一郎さんが、同球団を退職して、
2007年に株式会社ビズリーチを設立しました。

何でも最後は自分でやればいい。

そう考えて起業するものの、サービス開始までには、
いくつもの大きな壁が立ちはだかり、何度も挫折することになります。

その度に、仲間を1人、また1人と増やし、
仲間を巻き込みながら、壁を乗り越えていくビジネスストーリー。

著者は南壮一郎さん自身ですが、一人称ではなく、
三人称で語るスタイルをとっていますから、
感動的で爽快な物語として読むことができます。

  「南さん、あなたは確かに素晴らしい経歴をお持ちですし、
  情熱があるのもわかります。けれども、はっきり言ってあなたは
  エンジニアに嫌われるタイプなんですよ。
  雰囲気を壊しますし、この会合にはもう来ないでもらえますか?」

当初、南さんはサイトを構築するためのエンジニアを探しますが、
仲間になってくれる人材がなかなか見つかりませんでした。

  「仲間とは何なのだろう?そう考えて、僕はようやく悟った。
  拒まれているのは僕の構想ではない。僕自身だ。
  それまでは自分のビジネス構想や、システム開発のオファーを
  断られているだけだと思っていた。
  しかし否定されているのは南壮一郎という人間なのだ。
  そんな状況で仲間になってくれるエンジニアがいるわけもなかった。」

どうしよもなく行き詰まることで、新たな気づきがあり、
南さんの考え方が変わることで、1人ずつともに戦ってくれる
仲間が増えていきます。

  「何をやるか」ではなく、「誰とやるか」で物事は決まる。

起業とは、仲間探しの旅が半分。
残り半分の旅は、見つけた仲間を信頼して仕事を任せていくこと。

本書の仲間を見つけていく冒険の過程は『ONE PIECE』の
ようでもあり、チームで協力するさわやかな読後感は、
ちはやふる』のようでもあります。

各章にはLESSONとして、それぞれのエピソードから得られる
仲間に関する学びがまとめられています。

しかし、そこはメインのストーリーがあってのおまけ。

通常のビジネス書の必要な箇所だけを読むように、
そのLESSONのパートだけを読んでも
本書から得られるものは少ないように思えます。

あくまでもリアルなストーリーがあって、そこからの学びを
抽象化したLESSONなので、背景のストーリーがわからないと、
自分の状況に当てはめて具体化するのは難しい。

ですから、本書はストーリー部分をしっかりと読みたい本です。

270ページ超の本ですが、すっと読めるのもありがたい。

この本から何を活かすか?

  「おまえのアイディアなんか、過去に何万人もが考えているはずだ。
  特別なアイディアなんていうものは存在しない。
  重要なのは、なぜそのアイディアが、事業として存在しないかだ。
  そしてその答えは、今から言う二つのパターンのうちの
  いずれかでしかない。
  誰かがやって失敗しているか、できない理由があるかだ。
  それを調べろ。必ずどっちかだ。」

これは楽天イーグルス時代に、南さんが三木谷浩史さんから
かけられた言葉。

さすが三木谷さん。ビジネスの真理をついた鋭い言葉ですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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