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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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起業家

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(2013/04/12)
藤田 晋

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満足度★★★
付箋数:18

  「同じような業績なのに、堀江さんがさも別格のように
  世の中で扱われていくのを見て、他人に焼き餅を焼く気持ちが
  やっと分かったのです。
  “この間まで一緒だったくせに”
  “実績もないのにすごそうに見せてる”
  “売上もないのにあるように見せている”
  こんな思いが嫉妬させるのでしょう。孫社長や三木谷社長は、
  大先輩だし焼き餅を焼く気にもなりません。
  でも堀江さんは違う。同世代だし実績も同じようなものなのに。」

かつて藤田晋さんが、堀江貴文さんに抱いていた気持ちが、
率直に書かれていますね。

本書はベストセラー『渋谷ではたらく社長の告白』の続編。

あの本を読んで、藤田さんのファンになった人も多いでしょう。

しかし、本書にあの熱い想いを期待して読むのは、
少し酷なのかもしれません。

サイバーエージェントも激動のスタートアップ期を経て、
更なる事業の拡大と安定経営を目指す会社になりました。

藤田さんも大人になってしまったのかな・・・・

これが本書を読んで、私が強く感じたことです。

本書には、堀江さんと夢を語り合った頃から
ライブドアが飛ぶ鳥を落とす勢いで有名になり、
その後、堀江さんが逮捕されるまでの話が書かれています。

正直、堀江さん関連のエピソードを本書から除くと、
内容が貧素になってしまうぐらいの割合を占めています。

こういったエピソードを読むと、良くも悪くも、
藤田さんに対する堀江さんの影響力が、
かなり強かったことがわかります。

堀江さんという強烈なピーターパンがいたから、
藤田さんもピーターパンのままでいられました。

しかし、自由に飛び回り過ぎた堀江さんは、
世間の大人たちの反感を買って、刑務所という
大人になるための矯正施設に入れられてしまいました。

その現実を見て、夢から覚めた藤田さんも、
大人になってしまったのかもしれません。

ですから、本書を読んでも、あまり夢が感じられません。

今後の藤田さんやサイバーエージェントが
何か大きなことをやってくれそうな期待が持てないのです。

サイバーエージェントが、21世紀を代表する企業ではなく、
着実に利益を上げていく、大人の企業になっていく姿が
私には想像できました。

  「一番厳しい現場に、自らも身を置かなければ、
  一緒に戦うメンバーから信頼を得られるはずがない。
  そんな簡単なことさえも、それまでの私は
  ずっと放置してきたのです。」

本書には、藤田さんの経営に関する反省の弁が、
かなり多く書かれています。

それらは後悔であって、苦悩ではありません。

そこが前作と比べると、共感が少ない原因の一つだと思います。

この本から何を活かすか?

私は『渋谷ではたらく社長の告白』を読んだ2005年当時、
アメーバブログを使っていました。

しかし、あまりの使い勝手の悪さに、他のブログに移りましたが、
本読で、当時の自分の判断が正しかったと確認できました。

本書には「あの時は内情はボロボロだった」
という告白が多く書かれています。

次に出る藤田さんの本でも、過去を振り返って
あの頃はボロボロだったという告白があるのを想像すると、
怖くてサイバーエージェントには投資できない気がしますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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