ストレングス・リーダーシップ
![]() | ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう (2013/03/23) トム・ラス、バリー・コンチー 他 商品詳細を見る |
満足度★★★
付箋数:20
手本となる最高のリーダーを真似ても、
あなたは成功できない可能性が高いでしょう。
なぜなら、手本とするリーダーと、あなたの強みは違うから。
優れたリーダーなるために最初にすべきことは、
自分の強みを知ることです。
「己の才能を知らずして有能なリーダーになることなど
まず無理な話だ。人を率いる方法は個人の才能と限界によって
大きく異る。だから崇拝するリーダーとそっくり同じに
ならなければ、などと考えてしまうと、重大な問題が発生する。
そんなことをすれば、自分に合わない方法を自ら選ぶことになり、
成功するチャンスをつぶすも同然になるからだ。」
本書の調査によると、有能なリーダーは、
次の3つのことを行なっているようです。
1. 最も有能なリーダーは常に強みに投資している
2. 最も有能なリーダーは周囲に適切な人材を配置し、
チーム力を最大限に引き出す
3. 最も有能なリーダーはフォロアーたちの欲求を知っている
では、どうしたら自分の強みを知ることができるのでしょうか?
自分の強みを知るために最適なウェブ上のテストが、
ギャラップ社の「ストレングスファインダー」。
かつて勝間和代さんが一押ししていた、
マーカス・バッキンガムさんの『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』
を読んで受けたことがある方も多いでしょう。
本書は、その実践編的な内容の本です。
自分の強みをを知った上で、それをどう活かして
優れたリーダーになるかが解説されています。
ですから、「ストレングスファインダー」テストを受けて、
自分の強みを知ることが大前提。
ちなにみ、「ストレングスファインダー」テストは、
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』を購入しなくても、
本書を購入するだけで受けられます。
もともと、ストレングスファインダーは個人の特性を、
34に分けた資質の中から、特に強い5つを選び出す性格テスト。
本書では、それぞれの資質の人が、どのように信頼を築き、
思いやりを示し、安定をもたらし、希望を生み出し、
同じタイプの強みの人を率いるかが、詳細に解説されています。
更に、リーダーとしては自分と違う資質のメンバーを率い、
最高のチームをつくる必要がありますから、
部下やメンバーに対して、どうふるまえばよいかについても
アドバイスされています。
いずれにせよ、「ストレングスファインダー」ありきに
なっていますから、それを受けないと先に進めない本です。

私は、ストレングスファインダーを4年前に受けていますが、
今回もう一度受けてみました。
4年前の結果

今回の結果

34の資質は「実行力」、「影響力」、「人間関係構築力」、
「戦略的思考力」の4つに分類されます。
4年前は、「影響力」に2つ、「人間関係構築力」に1つ、
「戦略的思考力」に2つの強みがありましたが、
今回は、「実行力」に1つ、「戦略的思考力」に4つとなりました。
結構変わるものですね。
本当は年を取って偏屈さが増しただけかもしれませんが、
強みが伸びたと、良い方向に考えるようにします。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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