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君は、世界がうらやむ武器を持っている

君は、世界がうらやむ武器を持っている君は、世界がうらやむ武器を持っている
(2013/03/23)
田村 耕太郎

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満足度★★★
付箋数:22

今まで、『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』や
君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?』などを著し、
盛んに「世界に出て行く」ことを訴えていた田村耕太郎さん。

海外志向バリバリの田村さんが、
このような本を書くとは想像できませんでした。

  「世界と戦うための選択肢は一つではない」

本書で田村さんが世界と戦うために示す選択肢は、
世界に出て戦うことではありません。

それは、国内にいて「日本という武器」を
徹底的に磨くという戦略です。

田村さんは、今まで家族がいるなどの理由で
「世界に出られないわれわれはどうしたらいいのか?」
といった質問を、よく読者から受けていたそうです。

その具体的な答えを示したのが本書です。

  「今こそ日本という鉱脈を掘る人間が必要だ。
  私は過去の著作で “世界に出る” ことの重要性を繰り返し
  訴えてきた。その思いは今も強くある。
  それと同時に、 “世界に出る人” だけでなく、
   “日本を掘り下げる人” にもたくさん出てきてほしい。」

目指すは、「スーパードメスティック」。
ただし、ただ単に日本の中だけで頑張ってもダメ。

重要なのは、世界を見据えながら日本を深堀りしていくこと。

それが徹底した差別化につながり、世界に出て行かなくても、
世界を相手に戦う武器となります。

例えば、本書で田村さんが提示するのは、
「高齢化先進国」としての日本の可能性。

あなたは、高齢化が進む日本の中で、
唯一、今後高齢者が増えない県をご存知ですか?

それは、田村さんの出身地、鳥取県です。

なぜなら、島根県は世界を先取りして、
もう十分過ぎるぐらいに高齢化が進んでいるから。

  「世界の未来は鳥取県にあるのだ。
  これから東京が鳥取県を目指して変化してくる。
  世界の先端事例が島根県にあると捉え、島根県内の様子や
  様々な取り組みを視察する企業は枚挙に暇がない。」

また、個人が身につけるスキルとしても、
今まで田村さんは「英語は必須」と言い続けていましたが、
本書では「できたほうが望ましい」というスタンスに変わっています。

  「優先順位でいえば、(英語より)自分が生きていく専門分野の
  能力のほうが大事だ。プロとしてそれに資源を投資すべし。」

本書は、一見すると、田村さんが今までの主張を
大きく翻したようにも受け取れますが、
そのことについて、田村さんは一切矛盾がないと言います。

それは、「世界を知ること」と「日本を掘ること」は、
これからの時代を走るために必要な両輪だから。

いずれにせよ、その武器を磨いて世界と戦うわけですから、
中途半端ではいけないということだと思います。

この本から何を活かすか?

  日本の企業人気ランキング(文系:13年卒)
   1位 JTBブループ
   2位 ANA(日本航空)
   3位 オリエンタルランド
   4位 電通
   5位 三菱東京UFJ銀行

  アメリカの就職人気ランキング(人文系:2012年)
   1位 ウォルト・ディズニー
   2位 国際連合
   3位 ティーチ・フォー・アメリカ(NPO)
   4位 グーグル
   5位 国務省

本書では、この2つのランキング(実際は20位まで表示)を
比べています。

そして、アメリカのランキングには政府機関やNPOが
入っているので、日本に比べて社会貢献を志す人が多いと
述べられています。

しかし、私はこの比較は少し乱暴だと思います。

なぜなら、日本のランキングは「人気企業」なので、
公務員志望の人が含まれていないから。

こういった統計(?)の罠にはまってはいけませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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