活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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面白い本

面白い本 (岩波新書)面白い本 (岩波新書)
(2013/01/23)
成毛 眞

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満足度★★★★
付箋数:23

あなたは、「20万円」あったら何に使うでしょうか?
貯金や投資に回さず、全部使い切ると考えてください。

昨日までの私なら、迷わず「旅行」に使うと即答していたでしょう。

しかし、今はもう一つ有力な候補が出てきて迷っています。

それは、本書で紹介されている100冊の本を全買いすること。

1日1冊のペースで読んでも100日は楽しめますし、
忙しく1ヶ月に1冊しか読めないなら、9年間も楽しめます。

本書は、書評サイト「HONZ」代表の成毛眞さんが、
最近20年に読んだ「これは面白い!」と思った
100冊のノンフィクションを紹介する至高のガイドブック。

本書では、成毛さんが「これだ!」と思った本を、
8つのテーマに分けて紹介します。

世の中に面白い本を紹介するガイドブックは多々ありますが、
本書はサイエンス系の本を多く紹介しているのが一つの特徴です。

では、サイエンス本を読んで、一体何かの足しになるのでしょうか?

  「ここで紹介する本もまた、日常生活を生きるうえで
  何の足しにもならないし、何の約にも立たないだろう。(中略)
  では、なぜ読むのか。
  面白いからだ。」

ただひたすら、自分の知識欲を満たすことに快感を覚えることが、
サイエンス本を読む理由。

読書は最高の道楽。

その中でも、ノンフィクションを読むことは、
他の道楽からは超越した、究極の道楽だと成毛さんは言います。

成毛さんの本といえば、過去に当ブログでも何冊も
紹介していますが、独特の視点を持って極端な発言をしますから、
かなり毒気を含んでいます。

  ・このムダな努力をやめなさい
  ・勉強上手
  ・日本人の9割に英語はいらない

あえて敵をつくるような、挑発的な言い回しをするので、
ちょっとそれが苦手な人もいるでしょう。

しかし、成毛さんの好きな本だけを紹介する本書は、
いつもの毒気がありません。

他の本を「黒成毛さん」とすると、
本書は「白成毛さん」と言っていいくらいの変わり様。

それは、本当にノンフィクション本を読むことが、
楽しくて楽しくてしょうがないからなのでしょう。

では、毒気のない成毛さんの語りは、面白くないのか?

そんな心配は、全く無用。

面白い本を嬉々として語る成毛さんの語りは、
まさに凄腕のテレビショッピングの実演販売者が、
見る者を魅了し、気がついたら商品が欲しくなっているように、
読者をノンフィクションの世界に引きずり込みます。

ただし、テレビショッピングと違って、その魔法がとけても、
「あれ、何でこんなもの買ったんだっけ?」ということには
なりません。

きっと素晴らしい本を紹介してくれた成毛さんには、
感謝しか残らないでしょう。

この本から何を活かすか?

本書で紹介されている本すべてを買うために、
20万円も用意できない人は、
本書を片手に、図書館に行きましょう。

人気の最新刊が紹介されているわけではないので、
図書館で借りられる本が多いはず。

ひょっとすると、本書も図書館にあるかもしれないので、
すべて図書館だけで事足りるのかもしれません。

しかし、この本だけは、手元に置いておいて、
次に読む本のことを考えて楽しむことができますから、
買ってもいいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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