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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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常識を疑うことから始めよう

常識を疑うことから始めよう (Sanctuary books)常識を疑うことから始めよう (Sanctuary books)
(2013/03/15)
ひすいこたろう、石井しおり 他

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満足度★★★★
付箋数:25

「本を読まない人のための出版社」
サンクチュアリ出版の高山さんからの献本いただきました。
ありがとうございます。

ある国の首相が、別の国の首相の訪問を受け、
官邸の一室で国家間の問題について話し合っていました。

すると突然、ひどく興奮した男性スタッフが駆け込んできて、
叫びながら机を拳で激しく叩きだしました。

この様子を見て、地元の首相はこう告げました。

「ピーター、どうかルールNO.6を思い出してください」

すると、その男性はすぐに冷静な状態に落ち着き、
お詫びの言葉を述べ、部屋から出て行きました。

2人の首相は話し合いに戻りましたが、
その20分後、今度はヒステリックな状態になって女性が、
激しいジェスチャーで髪を振り乱しながら部屋に入ってきました。

地元の首相は、再び声をかけます。

「マリー、どうかルールNO.6を思い出してください」

するとその女性もまた、瞬時に落ち着きを取り戻し、
お詫びの言葉を述べ会釈をして退室しました。

このような場面が3度繰り返されたとき、
訪問国の首相が、地元の首相に尋ねました。

「私は多くのことを人生の中で目にしてきましたが、
こんなに驚かされたことは初めてです。
どうかルールNO.6の秘密を教えてもらえませんか?」

「とてもシンプルです」と地元の首相が答えました。

「ルールNO.6は、マジメになり過ぎるなです。」

この答えを聞いた訪問国の首相は感心して尋ねました。

「なるほど、それは素晴らしいルールですな。
では、他のルールもお聞かせ願いますか?」

「ルールはこれだけで、他には何もありません。」

これはもともと、ロザモンド・ストーン・ザンダーさんと
ベンジャミン・ザンダーさんの共著である
The Art of Possibility』に出ているエピソードです。

原書の「Rule Number 6」を私が直訳して紹介しました。

このエピソードが、ひすいこたろうさんと石井しおりさんの
共著である本書でも紹介されています。

なぜ、あえて原文直訳を書いたかというと、
「ひすいマジック」を堪能して欲しかったからです。

ぜひ、本書を手に取り、私の味気ない直訳文と、
ひすいさんが物語る文章の違いを確認してみてください。

同じエピソードでも、ひすいさんの手にかかると、
伝わり方が全く違います。

本書には、「ルールNO.6」のように引用元がある話も多いので、
別の本で目にしたことがあるエピソードもあるでしょう。

しかし、聞いたことがあるエピソードでも、
見せ方を変えて、グイグイ引き込んでいくのが、
ひすいさんの凄さです。

同じ名言でも、ひすいさんがストーリーにして語ることで、
より刺さる言葉としてリアルに届くのです。

本書では、自分を縛る常識を手放すための24のエピソードが、
一流のストーリーテリングによって紹介されています。

この本から何を活かすか?

ひすいさんは、講演をよく聞きにくるタクシーの運転手さんに、
「僕も講演する人になりたいんです」と相談を受けたことが
あるそうです。

これに対して、ひすいさんは次のように返しました。

  「『強みの上にすべてを築け』というドラッカーの言葉があります。
  あなたはタクシーの運転手ですよね?
  ならば、それを生かしたかたちで、もっとあなたが輝けるように
  なることができるはず」

そうして考えだされたのが「名言タクシー」。

降りる時に、その人にあった名言カードを
プレゼントするタクシーです。

そんなタクシーなら、何度も乗ってみたいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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