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時給800円のフリーターが3年で年収1000万円に変わる仕事術

2013年02月25日
仕事術・スキルアップ・キャリア 0
時給800円のフリーターが3年で年収1000万円に変わる仕事術時給800円のフリーターが3年で年収1000万円に変わる仕事術
(2012/12/21)
松田 元

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満足度★★★★
付箋数:23

  「人間は変われるのか―。
  学歴も知識も経験もほとんどないような人間でも。
  もっといえば、 “フリーター” や “引きこもり” でも。
  私の答えはシンプルだ。
  “誰であろうと、最低でも年収1000万円は稼げる” 」

松田元さんが代表取締役会長を務めるアズ株式会社では、
フリーター、社会人未経験者、スネに傷のある者を
積極採用しています。

そして、独自の能力開発プログラムで鍛え上げ、
3ヶ月で第一線級の営業マンと肩を並べるほどに育て、
3年後には年収1000万円を得るまでに成長させるそうです。

本書は、その能力開発プログラムを70の鉄則として書籍化したもの。

それでは、どのようにして、松田さんの会社で働く、
元フリターたちは、年収1000万円も稼げるようになったのか?

  「年収1000万円稼ぐために、何よりも重要な2つのもの―
  “スピード” & “感謝”
  この2つをひたすら最優先に考え続けたから。
  ただ、それだけである。」

松田さんの教えは、非常にシンプルですが、
その徹底度がハンパではありません。

人としての基本である「感謝」をベースに、
とこトンまで効率化を図る様は、かなり強烈です。

正直、本書の教えを実践できたら、どんな会社に勤めていても、
圧倒的な力を身につけることができるでしょう。

では、その過激な教えを見ていきます。

  第22条 実印をいつもカバンに入れ、持ち歩け
  第24条 うじうじ悩む前に、「できます」と100回言え
  第25条 仕事に悩んだら、アフリカへ行け
  第30条 財布には常に30万円以上入れておけ
  第31条 ボランティアに行く暇があるなら、給料を全額寄付しろ
  第39条 ブラック企業でも入社しろ
  第43条 1日最低15時間以上、できれば18~20時間働け
  第44条 サラリーマンは土日にこそアルバイトをせよ
  第46条 仕事に疲れたら、仕事をしろ
  第48条 人が休んでいる日曜日・祝日にこそ、
      死にもの狂いで仕事をし続けろ
  第49条 人が寝ている時間にこそ、全速力で仕事をしろ
  第51条 理不尽な人に出会ったら、神様とあがめる
  第59条 血尿や血便は3回目まで大丈夫。4回目から病院へ行け

こんな働き方をしていたら、死人が出るのではないかと
思えるぐらいに働くからこそ、年収1000万円も可能なのでしょう。

逆に考えると、短期の数年間だからこそ、
こんな働き方ができ、力をつけて急成長した後は、
また別の働き方が求められるのだと思います。

何にせよ、本書には勢いがあり、非常に刺激を受けました。

この本から何を活かすか?

松田さんは、2012年10月に流れた、ロバート・キヨサキさんの
「金持ち父さんが倒産」というニュースを取り上げ、
自己啓発セミナーなんて所詮、信用できないと書いています。

  「本当に社会的に成功して、最前線で戦っている人は、
  人に成功体験を教えているほど暇ではないのだ。」

松田さんの言っていることはわかりますが、
そもそもキヨサキさんは、お金を働かせる人であり、
最前線で戦ったいる人ではありませんから、
批判の内容が、少しズレている感じがします。

また、ヤリタイコト教育家・中村将人さんのコラムに
ロバートキヨサキに学ぶ、金持ち父さんは
倒産しても大丈夫…のカラクリ
」なんていう記事もあります。

私は、セミナーには参加しませんが、
キヨサキさんの著作が出れば、また読んでみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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