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脳はこんなに悩ましい

脳はこんなに悩ましい脳はこんなに悩ましい
(2012/12/21)
池谷 裕二、中村 うさぎ 他

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満足度★★★★★
付箋数:28

  「どうしてこのふたりが対談本を?
  なぜなら私、池谷裕二が中村うさぎさんを尊敬しているからです。」

本書は新潮社から刊行されている月間小説「小説新潮」
および読書情報誌「波」に計6回掲載された
池谷裕二さんと中村うさぎさんの対談
「オトナのための脳科学」を編集したもの。

硬軟織り交ぜた「私と脳」を巡る対談。

何についても赤裸々に語る中村さんに、
いつも冷静な池谷さんも、ちょっと興奮気味で、
明らかにテンションが他の著作とは違います。

対談内容は「硬軟織り交ぜた」というより、
「軟硬軟」といった方がいいかもしれません。

池谷さんが担当した「はじめに」には、次のように書かれています。

  「私は調子に乗って多く話しすぎてしまいました。
  これはそのまま本にも反映されています。
  あらかじめ読者の皆様にもお詫びします。
  と同時に、慎重居士たるべき科学者としてもまた、
  ブッ飛ばしすぎたと反省しています。」

また、中村さんの「おわりに」には、こう書かれています。

  「そうだ、脳のことをもっと知りたい。
  そこに “私” がいるはずだから。
  私の探していた “私” がきっとそこにいるはずだから。
  そこからはもう、めくるめくような探検の旅だった。
  池谷先生に導かれて、脳という宇宙を縦横無尽に駆けめぐる旅だ。」

個人的には、池谷さんを饒舌にさせ、新たな魅力を引き出した、
中村さんの魅力(魔力?)には驚かされました。

池谷さんは、何か本当に魔法をかけられたようにさえ感じられます。

柔らかめのネタはこんな会話です。(以下敬称略および一部省略)

  池谷 : セックスで放出されるホルモンがあります。
      「オキシトシン」というのですが、これは相手を信頼する
      ことに関与するホルモンです。おもしろいことに、
      オキシトシンは他人に使うこともできるんです。
      相手の鼻に噴霧するだけで、効いちゃうんですよ。
  中村 : ん? どんなふうに?
  池谷 : 人をだますことができる。
      薬効から醒めると、「何であんなに信じたんだろう」と
      不思議に思うらしいのですが、ふたたび鼻に噴霧されると、
      また信じちゃうんです。そのくらい作用が強烈。
  中村 : それがセックスのときに出るんですね。惚れ薬みたい。
      鼻に噴霧したい人がいるんですけど、売ってますか?

この後も、セックスの感度の違いでオキシトシンの量は違うのか?
オキシトシンを風俗嬢に使ったら?
などと、まだまだお二人の会話は盛り上がります。

池谷さんの本では、先日紹介した『脳には妙なクセがある』も
良かったですが、池谷さんの新たな一面を見れるということでは、
本書の方がオススメ。

個人的に池谷さんの著作の中では、『単純な脳、複雑な「私」
と双璧をなす作品だと思います。

ちなみに、池谷さんのAmazon著者ページを見ても、
この2冊が、「脳観」が伝わる本として自薦されています。

この本から何を活かすか?

対談の後半で池谷さんと中村さんのお二人は、
米「23andMe社」に遺伝子診断を依頼しています。

これは99ドルで個人の遺伝子を鑑定してくれるサービス。

全遺伝子情報の解析ではありませんが、
一部パターン(スニップ)を解読すると、
その人の遺伝体質がわかるというものです。

唾液を23andMe社に送ると、結果をウェブ上で見られます。

これ、やってみたいですね。
自分だけでなく、妻や子どもの分も調べてみたい。

ちなみに、池谷さんはヘロインの常習性の高い遺伝子を
持っていると出ていました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| | 2013/03/15 13:41 | |















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