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キャリア官僚の仕事力

キャリア官僚の仕事力  秀才たちの知られざる実態と思考法 (ソフトバンク新書)キャリア官僚の仕事力 秀才たちの知られざる実態と思考法 (ソフトバンク新書)
(2012/12/18)
中野 雅至

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満足度★★★
付箋数:23

  「僕は、官僚を辞めてわかったことがある。
  それは、官僚がどんな仕事をしているか世間では全く
  知られていないということ。マスコミ報道の影響で、
  “悪者” と “エリート” という両極端が強調され、
  実態とは大きく乖離している。」

官僚とは、国家公務員Ⅰ種試験に合格して中央省庁に入った者。

日本では、官僚が国を動かしていると言われますが、
実際のところ、官僚がどのように働いているかは、
私たちのところには、あまり伝わってきません。

本書は、厚生労働省の元官僚・中野雅至さんが、
キャリア官僚の実態と、その仕事術を公開する本です。

キャリア官僚と言えば、東大法学部卒というイメージですが、
中野さん自身は、同志社大学卒という変わり種。

だからこそ、周りの東大卒の官僚の仕事ぶりを
第三者的に観察できたのかもしれません。

  「僕の経験からすると、仕事に相場観のある人は
  間違いなく出世する。」

私は相場観と聞くと、ついマーケット、投資のことを
連想してしまいますが、中野さんの言う相場観とは、
仕事の段取りを着想する能力のことです。

「現状 → 問題点 → 課題 → 解決策」という
一連の流れを短時間で考える能力。

これは、官僚の世界だけでなくあらゆるビジネスパーソンが
身につけたい力でもあります。

中野さんによると、元々優秀な官僚でも、
はじめから相場観が備わっているわけではないと言います。

相場観は仕事の環境によって養われる。

それは、できるだけ厳しい仕事をこなしてきた数に比例します。

つまり、幅広い「経験」が物を言うということですが、
官僚は人事システムとして、相場観が身につく環境が
否応なしに用意されているようです。

一般のビジネスパーソンで考えると、
あえて火中に飛び込むような覚悟で仕事をすると、
他の人より早く相場観を身につけられるのでしょう。

また、具体的な官僚の仕事術の中で、
私が注目したのは、そのプレゼンのノウハウです。

プレゼンといえば、外資系コンサルティングファームの
コンサルタントが上手いとイメージする人も多いと思いますが、
官僚のプレゼンの強みはそれとは少し違います。

  「特筆すべきなのは、官僚の質疑応答への対応力だ。
  プレゼンや講演の後の質疑応答に官僚はやたらと強い。
  答えにくい質問を含めて、どんな質問でも淀みなく
  答える官僚が多いのだ。」

官僚は、国民やマスコミから聞かれそうなことを
分厚い「想定問答集」を作って事前に準備しています。

模範解答を作ることよりもむしろ、「質問」を考えることに、
エネルギーを割く方がいいようです。

本書で紹介される官僚の仕事術は、
中には特殊な環境でしか使えないものもありますが、
一般のビジネスパーソンでも応用できるように
うまく紹介されていました。

この本から何を活かすか?

  官僚の文章作法

官僚は大量の文章を、誰からも突っ込まれないように
書かなければなりません。

中野さんが紹介する官僚の文章作法は、次の4つです。

  1. 帰納法を多用する
  2. 抽象的に表現した後に具体例を示す
  3. 接続詞を有効活用する
  4. 文章の最初と最後を、きちんと書いて読み直す

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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