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日本の選択 あなたはどちらを選びますか?

日本の選択 あなたはどちらを選びますか?    先送りできない日本2 (角川oneテーマ21)日本の選択 あなたはどちらを選びますか? 先送りできない日本2 (角川oneテーマ21)
(2012/12/10)
池上 彰

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満足度★★★
付箋数:22

本書は、サブタイトルにある通り、本書は2011年に刊行された
池上彰さんの「先送りできない日本」の続編です。

池上さんの前著は好評で、多くの読者から賛同を得ました。

しかし、それにも関わらず、依然、「先送り」ばかりして、
問題解決に動こうとしない日本の政治家や官僚に対して、
憤りを感じつつも、本書では新たに10個のテーマを取り上げます。

  第1章 消費税の増税に賛成? 反対?
  第2章 これからの社会保障は高齢者重視? 次世代重視?
  第3章 これからも “安くていいもの ”をつくり続けますか?
  第4章 領土問題は強硬に? 穏便に?
  第5章 日本維新の会に投票しますか? しませんか?
  第6章 大学の秋入学に賛成? 反対?
  第7章 教育委員会制度は存続? 廃止?
  第8章 原発ゼロに賛成? 反対?
  第9章 どうする、選挙制度改革。一票の格差を許せますか?
  第10章 がれきの広域処理は受け入れるべき? 断るべき?

私は、李大統領の態度の軟化の理由が、
本書を読むまでよくわかっていませんでしたが、
日本の切った「日韓通貨スワップ見直し」のカードが
かなり有効だったんですね。

  「韓国の李明博大統領が、少しやりすぎたかなと
  反省しているようです。このところ支持率の低下が著しい
  李大統領は、国内での支持率を上げるために反日感情を
  利用してきましたが、日本が厳しい対抗措置を取る様子を見せると、
  態度を軟化させました。」

「日韓通貨スワップ」は、いざというときに、
日本が韓国にドルを貸してあげるという、韓国の救済措置。

最近、ウォン高に苦しむ韓国ですから、
やはり、いざというときの日本の後ろ盾は失いたくないのでしょう。

本書は、テーマの重要度に少し差はあるものの、
いずれも賛否両論あり、日本が先に進むためには、
避けて通れない課題をとりあげています。

池上さん自身は、どうすべきか自分の意見を
言っているわけではありません。

また、賛成でも反対でもない、
第三の道を新たに提示するわけでもありません。

池上さんは、あくまで問題の背景や現在までの経緯、
賛成派・反対派それぞれの主張、
それが実現した場合に想定されることなどを
バランスをとってわかりやすく解説します。

いつものようにキュレーター的な立場を崩しませんが、
これらを材料に、自分の頭で考えて、
読者一人ひとりが行動を起こすように促します。

実際、池上さんが様々なメディアを通じて問題を提起し、
わかりやすく説明しても、なかなか良くならないのが現状。

むしろ、今までの問題は解決せずに先送りされ、
新たな問題が持ち上がってきますから、
池上さんのストレスは以前より高くなっているのかもしれません。

そのため過去の著作と比べると、背後にある池上さんの主張が、
少しだけ滲み出ている感じもします。

この本から何を活かすか?

  「若い人はこれから年金保険料を払い始めるのは
  嫌だなと思うかもしれません。」

私も、若い人ならそう考えて当然だと思います。

ただし、老後を年金に頼らずにやっていけるように、
自分で行動を起こしている人は少ないように感じます。

個人的には、若い世代に限らず、それぞれの世代が、
年金だけを頼りにせずに、自分で老後をなんとかする道を
もう少し考えていれば、利害のからみも少なくなり、
年金制度改革も先に進むのではないかと考えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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