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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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自信加乗

自信加乗 ハーバードの論理力 マッキンゼーの楽観力 ドクターの人間力自信加乗 ハーバードの論理力 マッキンゼーの楽観力 ドクターの人間力
(2012/10/24)
富坂 美織

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満足度★★★
付箋数:20

  「女性誌に紹介されているスーパーウーマンと自分を比べて
  どんよりしている女性に至っては、目を覚ましてください!
  と呼びかけたい衝動に駆られてしまいます。
  なぜなら、比較の対象は偶像化された存在なのですから。」

このように発言する富坂美織さんこそ、まさに絵に描いたような
スーパーウーマンですが、彼女の発言にはなぜか嫌味がありません。

米ハーバード大学院で修士号を取り、
マッキンゼーでもコンサルタントとして働いたことがあり、
テレビのコメンテーターやモデルもこなす、美人の女医さん。

どこからどう見ても、スーパーウーマンとしか言いようのない
富坂さんの経歴ですが、その経験にプライドはあっても、
自慢するようなところは全く感じません。

それは、もともと育ちがイイことと、
それ以上に本人の努力があるからなのでしょう。

本書は、富坂さんのこれまでの経験をまとめ、
好奇心を持って、ポジティブに生きることを説く本です。

  「私にとって一番大切なもの。それは好奇心です。(中略)
  ハーバードで学んだのも、マッキンゼーに勤めたのも、
  すべては好奇心から始まりました。
  好奇心を抱くことによって、さまざまな人と出会い、
  さまざまな世界を覗き、さまざまなことを学ぶこともできて、
  人生が豊かになったのを感じます。
  好奇心こそが未来の行動を変えるのです。」

書く人によっては、自慢に聞こえる内容も、
富坂さんには自覚がなく、自分をよく見せたいという気持ちも
全然ないので、読んでいても不思議と爽やかに感じます。

  「私は医者、コンサルタント、ハーバードの大学院生、
  テレビのコメンテーター、雑誌のモデルと多種多様な経験を
  してきましたが、思えばどれも一長一短でした。(中略)
  どの仕事にも苦労はつきもので、精神的にも体力的にも消耗します。
  それはどんな仕事を選んでも同じなのだということを心に刻み、
  二度と隣の芝症候群に陥ることのないようにしたいと思っています。」

富坂さんは、自分の経歴も他人から見れば、
「隣の芝は青く見える」だけのことだと言っています。

これだけ人が羨むものを持って、その経験を語っても、
鼻につかないキャラクターは貴重だと思います。

現在、情報バラエティ番組「とくダネ!」に
コメンテーターとして出演中とのことですが、
今後、もっと多くのメディアから引っ張りだこになることは
間違いありません。

ただし、本書で私が気になったのは、講談社の内容紹介。

  「だれでも今日からスーパー・ポジティブになれるメッセージを
  明快な英語、図解とともに伝える一冊。」

とありますが、私は別の本の内容紹介と見間違ったのではないかと、
二度見してしまいました。

明快な英語なんて出てきたっけ? 図解なんかあったっけ?
というのが正直な感想です。

確かに、いくつか英語のフレーズは登場しましたが、
それは特に明快さが伝わるようなものではありませんでした。

図解にいたっては、これが本当にマッキンゼーにいた人の図解なの?
と疑ってしまう程度のものが、数枚掲載されている程度でした。

この本から何を活かすか?

富坂さんのマッキンゼー時代の先輩のエピソード。

富坂さんは、先輩の女性コンサルタントお宅で、
すき焼きパーティーに呼ばれたそうです。

その時、食後の片付けを手伝おうとすると、
先輩から、そんなことはしなくていいとお達しがあったそうです。

すき焼き鍋から、瀬戸物の食器に至るまで、
すべて使い捨てるからと。

そこで先輩の一言。

  「私の1日のチャージを時間で割ると、1時間あたりの金額は
  鍋や食器の料金を超える。ということは洗い物をする時間に
  仕事をしたほうが効率的なのよね」

富坂さんは、この行為を奇行と驚きつつも、
肯定的に本書で紹介しています。

私だったら、この先輩コンサルタントに、
「賃金の安い家政婦を雇って洗わせなさい」と言いたいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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