活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

効率が10倍アップする新・知的生産術

2008年02月11日
ノウハウ本 3

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
(2007/12/14)
勝間 和代 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書が目指す姿は、極限まで合理的な自分を作ること。

著者は、 「10倍アップ」シリーズで有名な勝間和代さんです。

正直に言って、勝間さんの本職に関連する書籍
お金を銀行に預けるな決算書の暗号を解け!
より、本書のような生産効率を高める系の本の方が、
勝間さんの個性がより強く発揮され、刺激的になっています。

約300ページの厚みのある本ですが、どこを切っても
徹底的な合理主義が貫かれ、非常に密度の高い本になっています。

さて、本書で具体的に習得を目指すものは、
次の「勝間流・5つの技術」です。

  1.1%の本質を見極める技術
  2.インプット力を高める技術
  3.アウトプット力を高める技術
  4.知的生産を支える生活習慣の技術
  5.自分の力が10倍アップする人脈作りの技術

いずれの技術も、身につけることで、
自分の生産性が確実にアップすることでしょう。

また、巻頭と巻末のカラーページには、勝間さんオススメの
グッズ、ソフト、書籍、オーディオブックが一覧として
掲載されていて、この情報だけでも十分な価値がありそうです。

ここで、本書を読んだ、一般の読者である私たちの
進むべき道を考えてみましょう。

次の3通りが考えられます。

  1.完璧に勝間さんのマネをする
  2.本書の考えや技術の一部を活用する
  3.すべてを諦める、または拒否する

どの道を選ぶか決める際には、
「本当に、グーグルに負けない自分を作りたいのか?」
ということを、自分に問わなければなりません。

こんなことを書くと、勝間さんと、ファンの方には怒られますが、
本書を一通り読んだ後、あらためて巻頭の写真を見てみると、
私には、勝間さんの姿が、どこかアンドロイドっぽく映りました。
(気のせいですね、勝間さん失礼しました)

どうやら、私はグーグル自体は大変活用していますが、
自分をグーグルには、したくないようです。
私は、現実的な選択として、
2番目の「本書から一部取り入れる」を選びました。

この本から何を活かすか?

本書では、体力をアップさせることが生産性向上につながる
という考えから、いくつかの基礎体力をつける方法が示されていました。

その中で、私が真っ先に試したのが、「万歩計」による測定です。

以下は、私のある平凡な一日の測定結果です。

  04:30 起床、万歩計をつけ測定開始
  08:30 朝の散歩終了、この時点で5000歩、出だし好調
  13:00 昼食終了、5500歩、微増、午前中のブログ更新が影響?
  19:00 夕食終了、6500歩、午後でたった1000歩しか増えていない!
  22:00 就寝、7000歩で終了

ある程度、この結果は予想していましたが、きちんと測定してみると、
私は“午後にもっと歩く必要がある”ことが、数値として判明しました。

もう少し、万歩計生活を続けてみます。 

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.      

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント3件

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シノ

気になってはいますが・・・

図書館から借りた積ん読や寄り道したりして、なかなか読めていません(汗)

それにしても、勝間さんがアンドロイドというのは、表現は別にして僕も何となくわかります。
ツールを上手く活用できる自分をあまりイメージできていないというか、ツールまみれになるのをあまり好んでいないというか。
どちらかというと、アナログ人間だからなのかもしれませんね。

2008年02月11日 (月) 11:24

ミッチロセブン

勝間本

 勝間氏の本はたいへん参考になり、特に本書は私も面白く読ませて頂きました。
 しかしながら、先般の週刊ダイヤモンドでの特集や最近の勝間氏のブロク、その他彼女をサポートするブロガーの必要以上のヨイショコメントがやや気にある今日この頃です。

2008年02月11日 (月) 13:32

ikadoku

シノさん

本当に、勝間さんには失礼な話しですが、
本の内容に圧倒されて、そう感じてしまいました。
私は、ご本人と直接お会いしたことがありませんが、
きっと素敵な女性なんでしょうね。

ミッチロセブンさん

私は、他の方が本書について、どう書いているか
まだ読んでいませんので、少し覗いてみることにします。
なにか異様な盛り上がりをしているのでしょうか?
楽しみです。

2008年02月12日 (火) 12:08

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