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ザ・プレゼンテーション

ザ・プレゼンテーションザ・プレゼンテーション
(2012/09/07)
ナンシー・デュアルテ

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満足度★★★
付箋数:21

  「プレゼンテーションは人を説得するための強力なツールです。
  しかも、それがストーリーに乗せられたとき、
  あなたのアイディアは動き出します。ストーリーという構成は、
  いにしえからあらゆる時代の人々を説得し、
  また楽しませてもきました。」

本書は歴史に残る名プレゼンテーションを分析し、
その心を動かす秘訣を視覚的に学ぶ本です。

原書のタイトルは「Resonate(共鳴)」。

著者はアル・ゴアさんの「不都合な真実」のプレゼン制作を
サポートした、ナンシー・デュアルテさん。
プレゼンの製作・デザインを専門とする会社のCEOを務めます。

人を説得するプレゼンは、どのように作られているのか?
何か共通する「型」があるのか?

デュアルテさんは、優れたプレゼンにもギリシャ神話や、
シェークスピア作品のように、ドラマッチックなストーリーの
「型」があるのではないかと考え研究をはじめます。

そして、ついに見つけたプレゼンの「型」。

その「型」が、プレゼンのあり方を根本的に変えた、
2つの偉大なプレゼンにも当てはまるかどうかを検証しました。

1つは、スティーブ・ジョブズさんの
2007年のiPhone発表会でのスピーチ。

もう1つは、マーティン・ルーサー・キング牧師の
「I have a dream」のスピーチです。

デュアルテさんが考えたプレゼンの「型」に、
この2つのスピーチはピタリと符合。

そうやって見つけたプレゼンのフレームワークをもとに
書いたのが本書です。

プレゼンは、大きく「発端」、「中盤」、「結末」の
3部で構成されます。

「発端」では、聴衆が現在いる世界の現実を描き、
「中盤」では、現在の姿と未来の姿を交互に並べ、
その中身を対比させ、「結末」では未来にどんな報酬が
得られるかを聴衆全員に理解させ、
始まりより高い位置でプレゼンを終えます。

デュアルテさんは、このプレゼンフォームをチャート化して、
「スパークライン」と名付け、本書で視覚的に解説します。

聴衆をストーリーに引き込むには、最初が肝心。
聴衆を物語の主人公にし、プレゼンターは助言者となります。 

  「スターウォーズの例で言えば、(プレゼンをする)
  あなたはルーク・スカイウォーカーではなく、ヨーダなのです。」

現在の姿と未来の姿のコントラストを鮮明に描き出し、
そのギャップを超えるためのビックアイディアを提示し、
物語のヒーローである聴衆を、冒険の世界へ誘います。

本書は単体でもビジュアル的に、力の入った本ですが、
ウェブサイトの偉大なコミュニケーターのプレゼン映像を
見ながら学ぶとより効果的です。

本書の特設サイトには、ベンジャミン・ザンダーさん、
ベス・コムストックさん、ロナルド・レーガンさん、
レナード・バーンスタインさん、リチャード・ファインマンさん、
ジョン・オートバーグさん、スティーブ・ジョブズさん、
マーティン・ルーサー・キングさん、マーサ・グレアムさんなどの
映像も用意されています。

この本から何を活かすか?

  「サウインドバイトをくりかえす」

サウンドバイトとは、ニュース番組などで繰り返し
引用されるような短い言葉。

デュアルテさんは、単純明快で復唱しやすい
サウンドバイトをプレゼンの中に仕込んでおくと、
それが聴衆の記憶の中に残ると説明します。

有名なフレーズをまねたものなどを、何度も繰り返す。

サウンドバイトは、書きとめられるよう、間をおいて使い、
スライドにも映しだすのがポイントのようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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