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100円のコーラを1000円で売る方法2

100円のコーラを1000円で売る方法2100円のコーラを1000円で売る方法2
(2012/09/06)
永井 孝尚

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満足度★★★
付箋数:20

あの、宮前久美が帰ってきた。

宮前久美とは、「100円のコーラを1000円で売る方法」の
主人公で、ビジネスストーリー史上、
最もインパクトのあるキャラクターです。

久美は、会計ソフトの中堅会社、駒沢商会の
商品企画部に勤める、商品プランナー。

長身でロングヘアーのアラサー美人、
そしてかなり押しの強い性格。

頭はいいけれど、単純で、同僚の男性をパシリとして使う、
高慢で傍若無人なキャラでもあります。

前作では、上司でメンターである与田誠に反発しながらも
マーケティングを学び、顧客の要望を何でも聞き入れ、
低価格競争に陥っている状態から、会社を脱却させました。

久美の企画したソフト、「社長の会計」は大ヒットし、
成功を収めました。

その続編となる本書のテーマは、「成功体験からの脱却」。

競合の会計ソフト最大手のバリューマックス社が、
「社長の会計」のコピー商品、「経営の達人」をリリースしたことで、
駒沢商会の業績は一気に悪化します。

バリューマックス社には、久美と対照的なキャラクターで
ライバルでもある内田明日香という女性がいます。

明日香も、かつて与田からマーケティングを学んだキレ者。

久美は、明日香が単にコピー商品を作っただけだと、
高をくくっていましたが、そこにはしたたかに練られた
ランチェスターの「強者の戦略」が採用されていました。

対決姿勢を全面に出す久美。

そして、駒沢商会は売上不振打開のために社長直属の
全社タスクチームを結成し、そのタスクリーダーに
久美を指名するのでした。

果たして、どのようにして、久美は売上不振を打開するのか?

前作に加え、今回は久美を見初めたロンロンという
不思議な中国人社員のキャラも登場。

久美を中国に連れて帰って両親に会わせたいという野望を抱きます。

  「本書でカバーしているのは、仮説思考・論点思考、
  コトラー、ポーター、ランチェスターなどの差別化戦略・競争戦略、
  さらにミンツバーグの創発戦略といったマーケティング理論・
  経営理論です。
  1冊目がマーケティングの入門書だとすれば、2冊目となる本書は
  もう少し実践面にシフトしているともいえます。」

これは著者の永井孝尚さんの「あとがき」の言葉。

日本の現在の状況から考えると、
このパート2の内容を必要としている企業も多いと思います。

宮前久美というキャラクターが強烈過ぎるのが玉に瑕ですが、
これだけ読みやすいストーリーで、様々なマーケティング理論や
経営戦略の概要を学べるのうれしいですね。

もう少し本格的に学びたい人向けに、
巻末に参考書籍も紹介されているのもありがたい。

この本から何を活かすか?

実は、本書はタイトルにある「100円コーラ」の話は出てきません。
あくまで、パート2ということで、つけたタイトルのようです。

今回出てくる企業事例のいくつかは、
以下の章タイトルにもなっています。

  ・なぜマクドナルドはリーダーであり続けるのか?
  ・「平等から公平へ」シフトしたパナソニック
  ・マツダがガソリン車でハイブリット車に対抗できた理由
  ・ローコストキャリアが大手航空会社に勝つ方法

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経営・戦略 | 06:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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