活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

私はこうして受付からCEOになった

2008年02月05日
仕事術・スキルアップ・キャリア 7

私はこうして受付からCEOになった
私はこうして受付からCEOになった
(2007/11/30)
カーリー・フィオリーナ 商品詳細を見る

満足度★★★

カーリー・フィオリーナさんは、かつてビジネス界最強の女性と謳われ、
1999年、経営危機がささやかれていたヒューレット・パッカード社に、
(以下HP社)CEOとして迎えられました。

この時、フォーチュン1000社で初の女性CEOということと、
そのスタイリッシュな容姿で、マスコミに華々しく報道されました。

当時のHP社は、まったく業界は違いますが、
カルロス・ゴーンさんが来る前の「日産」のような状況にありました。

しかし、フィオリーナさんは、ゴーンさんにはなれなかった。

2005年、フィオリーナさんがCEOを解任されると、
スケープゴートを待っていたかのように、マーケットは好感し、
HP社の株価は上昇を始めます。

本書の邦題は「私はこうして受付からCEOになった」ですが、
当時のことが記憶にある人にとっては、CEOになってから解任されるまでの
部分に興味があって、この本を手にする人が多いのではないでしょうか。

本書では、HP社のCEOになるまでのフィオリーナさんの半生と、
CEO就任からコンパック社買収を経て解任されるまでが、
およそ半分ずつ、バランスよく書かれています。

恐らく、日本では、米国ほどフィオリーナさんに対する
バッシングが激しくなかったので、受付の女性が大企業のCEOになる
サクセスストーリーとして本書を売った方が、ウケが良いと
出版社が判断したのでしょう。

ですから、表紙も、フィオリーナさんのアップ写真ではなく、
ハイヒールが階段を昇っていく、イメージイラストになっていますね。

フィオリーナさんについて、もっと詳しく知りたい方は、
こちらを、参考にしてください。
  ・Wikipedia(日本版)
  ・Wikipedia(米国版)

また、フィオリーナさん解任当時のことが、
あまり記憶にない方は、こちらが、参考になります。

この本から何を活かすか?

フィオリーナさんには、何が足りなかったのか?

女性だったから?、買収の失敗?、経験不足?
それとも、もともとCEOとしての能力がなかったのか?

こんなことを考えながら、私は本書を読みました。

すると、P288にこんな言葉を見つけました。

「唯一不穏な徴候は、メディアと株価だった」

不穏な徴候と言っていること自体、
この2つに細心の配慮をしていない証拠です。

これが、フィオリーナさん自身が自覚していない
失敗の原因ではないでしょうか。 

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.     

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント7件

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koji

TBありがとうございました。

こんばんは。TBありがとうございました。
活かす読書、すばらしいですね。
多読、速読ばかり気にして、実際に活用できないようならダメですよね。
新知的生産術にはそのあたりのアウトプットについても詳しく言及していました。
また是非情報交換させてくださいませ。
ではまた。

2008年02月05日 (火) 22:45

ikadoku

kojiさん

私も本を読んでは、それが活かせていない
自分を何とかしようと考え、このブログを始めました。
今のところ、あまり活かせているとは言えませんが、
今後も強く、意識していくつもりです。
知的生産術はきっと、来週読みます。楽しみです。

2008年02月06日 (水) 10:55

はてさて

ありがとうございます

コメントと、トラックバックありがとうございました。
いろいろ、面白そうな本をたくさん読んでおられるご様子。

はてさても、参考にさせていただきます。

2008年02月06日 (水) 18:39

kuniyo

コメントありがとうございます

コメントありがとうございます。

いろいろ今後読む本の参考にさせていただきたいと
思います。

2008年02月06日 (水) 23:01

ikadoku

はてさてさん

なかなか面白そうな活動をされていますね。
自宅サーバ、旅行記録、ブックログ・・・
こちらこそ、いろいろと参考にさせていただきます。

kuniyoさん

欲しいものリストを自分のブログにのせておくって
いい考えですね。
同じものを欲しい人とは意気投合できますし、
そのうち誰かから、「~を、お譲りします」とか
声がかかるかも。

2008年02月07日 (木) 11:48

SoulNavi

コメントとTBありがとうございました。

フィオリーナさんの失敗に対するご見識に感心しました。
それにしても非常に読書家でいらっしゃるんですね。
「活かす読書」という発想が良いなぁと思います。






2008年02月10日 (日) 00:28

ikadoku

SoulNaviさん

どうも私は、当時マスコミで喧伝されていた
フィオリーナさんの印象が残っていたようで、
この本を、成功の秘訣を探るという視点よりも、
失敗の秘密を探るという視点で読んでしまいました。

2008年02月11日 (月) 10:42