2008.02.05 Tue
私はこうして受付からCEOになった

私はこうして受付からCEOになった
(2007/11/30)
カーリー・フィオリーナ 商品詳細を見る
満足度★★★
カーリー・フィオリーナさんは、かつてビジネス界最強の女性と謳われ、
1999年、経営危機がささやかれていたヒューレット・パッカード社に、
(以下HP社)CEOとして迎えられました。
この時、フォーチュン1000社で初の女性CEOということと、
そのスタイリッシュな容姿で、マスコミに華々しく報道されました。
当時のHP社は、まったく業界は違いますが、
カルロス・ゴーンさんが来る前の「日産」のような状況にありました。
しかし、フィオリーナさんは、ゴーンさんにはなれなかった。
2005年、フィオリーナさんがCEOを解任されると、
スケープゴートを待っていたかのように、マーケットは好感し、
HP社の株価は上昇を始めます。
本書の邦題は「私はこうして受付からCEOになった」ですが、
当時のことが記憶にある人にとっては、CEOになってから解任されるまでの
部分に興味があって、この本を手にする人が多いのではないでしょうか。
本書では、HP社のCEOになるまでのフィオリーナさんの半生と、
CEO就任からコンパック社買収を経て解任されるまでが、
およそ半分ずつ、バランスよく書かれています。
恐らく、日本では、米国ほどフィオリーナさんに対する
バッシングが激しくなかったので、受付の女性が大企業のCEOになる
サクセスストーリーとして本書を売った方が、ウケが良いと
出版社が判断したのでしょう。
ですから、表紙も、フィオリーナさんのアップ写真ではなく、
ハイヒールが階段を昇っていく、イメージイラストになっていますね。
フィオリーナさんについて、もっと詳しく知りたい方は、
こちらを、参考にしてください。
・Wikipedia(日本版)
・Wikipedia(米国版)
また、フィオリーナさん解任当時のことが、
あまり記憶にない方は、こちらが、参考になります。
この本から何を活かすか?
フィオリーナさんには、何が足りなかったのか?
女性だったから?、買収の失敗?、経験不足?
それとも、もともとCEOとしての能力がなかったのか?
こんなことを考えながら、私は本書を読みました。
すると、P288にこんな言葉を見つけました。
「唯一不穏な徴候は、メディアと株価だった」
不穏な徴候と言っていること自体、
この2つに細心の配慮をしていない証拠です。
これが、フィオリーナさん自身が自覚していない
失敗の原因ではないでしょうか。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
| ビジネス書とか | 10:01 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑




TBありがとうございました。
こんばんは。TBありがとうございました。
活かす読書、すばらしいですね。
多読、速読ばかり気にして、実際に活用できないようならダメですよね。
新知的生産術にはそのあたりのアウトプットについても詳しく言及していました。
また是非情報交換させてくださいませ。
ではまた。
| koji | 2008/02/05 22:45 | URL | ≫ EDIT