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新潟のおせんべい屋さんが東京の女子中学生にヒット商品づくりを頼んだらとんでもないことが起こった!?

新潟のおせんべい屋さんが東京の女子中学生にヒット商品づくりを頼んだらとんでもないことが起こった!?新潟のおせんべい屋さんが東京の女子中学生にヒット商品づくりを頼んだらとんでもないことが起こった!?
(2012/07/04)
ROCKGIRLS、 他

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満足度★★★
付箋数:24

中学生と企業の社員、教わったのは、どっちだ?!

本書は、新潟の製菓メーカーと東京の女子中学生がコラボして、
実際に商品を発売するという、世にも珍しい企画のドキュメンタリー。

商品を製造・販売するのは米菓業界第3位の岩塚製菓。
「味しらべ」などのロングセラーを持つ老舗のおせんべい屋さんです。

一方、コラボするのは中高一貫校として人気の品川女子学院
(以下、品女)の女子中学生。

品女は、大学受験を最終目標とするのではなく、
28歳の時になりたい自分になるための教育をするという、
「28project」をすすめる異色の私立校です。

はじまりは、1通の手紙からでした。

もともと品女では、総合教育の一環として、
学校側から企業にお願いし、企業コラボを行なっていました。

しかし、今回は岩塚製菓の社長・槇春夫さんが
品女校長の漆紫穂子さんの教育方針に感銘を受け、
企業から学校を訪問したいと申し出たのがきっかけでした。

そして学校での面会、岩塚製菓での体験授業を経て、
新潟のおせんべい屋と東京の女子中学生がコラボして、
商品を発売するという1年がかりの企画がスタートします。

本書では、その実話を「女子中学生のコラボ日記」、
「おせんべい屋さんの本音トーク」の2つの視点から追いかけます。

さらに、ソフトバンクの「犬のCM」シリーズを生み出した
気鋭のCMプランナー・澤本嘉光さんが「ツッコミどころ」として、
コラボの進行の問題点などを解説。

  「クラスメートのなかには、 “先輩たちは有名な会社に授業を
  してもらったのに、なんで私たちは新潟のおせんべい屋さんなの?”
  って言ってた人もいたらしい・・・。そりゃ、そうだよね。
  六本木ヒルズのオフィスとか恵比寿のきれなビルにある
  社長室に行くチャンスがあるのかと思っていたもの。」

こんな中学生の本音が出ていたり、
岩塚製菓の若手社員の気づきが、本書では語られています。

  「生徒さんたちと接した3ヶ月でいただいた
  アイディアのなかには、いろいろな制約があっても、
  少しの工夫でクリアできるものもありました。
  10年働いている間に、私自身が制約の壁を高くしていたんだと、
  気づきました。それが何よりの収穫です。」

この商品開発コラボで、女子中学生は、
単なる実習やコンテストに参加するのではなく、
クリエイティブな活動を行い、その商品が世の中に出て、
販売数という結果を伴うリアルな経験をしました。

創造することの喜びと同時に、自分たちがいくらいいと思っても、
それが世間に認められなければ売れないという、
厳しい現実も味わったことでしょう。

一方、企業でも、中学生のアイディアに触れることで、
気づかないうちに囚われていた、
常識という壁を突き破ることができたようです。

ちなみに、品女の2012年の「28project」は、
サンヨー食品とのコラボでカップ麺「トマトアリーナ」を
企画・発売しています。

この本から何を活かすか?

岩塚製菓の商品紹介サイトはこちら

2011年3月に発売された第1弾の「パペっと」から、
2012年1月に発売された第4弾「ほ和っと」まで
品女とのコラボで既に4種類の米菓が商品化されています。

第5弾は2012年内に発売予定とか。

店頭で見つけたら、買ってみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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