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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ビジネス寓話50選

ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから (アスキー新書)ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから (アスキー新書)
(2012/08/10)
博報堂ブランドデザイン

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満足度★★★
付箋数:22

  「この本は、これからビジネスや働き方についての
  新しい知恵や未来の兆しを感じさせる50の寓話を選び、
  ご紹介するものです。」

本書に集められた寓話は、博報堂ブランドデザインが、
企業や団体のブランディングを手伝う中で出会った話から、
特に刺激や感銘を受けた話を厳選したものです。

また、インターネット上で話題になっていた、
示唆に富んだ寓話なども加えられています。

その中から、短めの寓話を1本紹介しましょう。

  「昔、バーバルという道化師が、ムガル帝国のアクバル皇帝に
  仕えていました。バーバルは、賢いことで有名でした。
  アクバル皇帝は、よくバーバルの知恵を試しては、喜んでいました。

  ある日、アクバル皇帝は、床に1本の線を引いて言いました。

  “バーバルよ、この線を短くしてみよ。
  ただし、どこも消してはならぬ!”

  この知恵比べは皇帝の勝ちだと、誰もが思いました。
  どこも消さずに線を短くするなんて、できるはずがありません。

  ところがあっという間に、皇帝もまわりの人々も、
  皇帝の負けを認めることになりました。」

この話は、ジョージ・シャノンさんとピーター・シスさんの、
どうしてかわかる?」に出ていた寓話です。

私は、昔見たアニメ、「一休さん」を思い出しました。

よく、一休さんと将軍様(足利義満将軍)が、
このような掛け合いをやっていましたね。

さて、一休さんではなく、道化師バーバルは、
どうやって、床に引かれた線を短くしたのか?

この問題のポイントは、本当に線を短くすることではなく、
短くなったと、アクバル皇帝を含めたまわりの人々を
納得させることです。

  「バーバルは、その線のそばにもっと長い線を引いたのさ。」

比較の対象を作ることで、最初の線を短いと感じさせたんですね。

この寓話から、私たちは一体、何を読み取るべきなのでしょうか?

それは読み手によって異なります。

こういった寓話は、数式で表すのとは違い、
読み手によって、解釈に幅があり、
感銘を受ける深さにも違いがあります。

同じ映画を見ても、感動するシーンや感情移入する登場人物が、
人によって違うのと一緒です。

同じ人が読んでも、その時の環境や心理状況によって、
得られる教訓が違う場合さえあります。

それが、寓話やストーリーの持つ、一つの魅力です。

本書では、1つの寓話に対して、2~3ページの解説があります。

ビジネス書として出版するからには、その解説の部分が、
腕の見せ所になりますが、あまり解説を加え過ぎると、
寓話の持つ多様性を損ないかねません。

話のオチを解説しても、野暮になりますし。

本書は、その辺のバランスを考え、
本当はもっとその寓話について解説したいところを、
適度な長さで留めている印象を受けます。

また、個人的にはこういった寓話は、話として耳で聞くよりも、
文字で読む方が、心に刺さるような気がします。

寓話には一定の長さがありますから、日常生活の中や、
普段のビジネスシーンで語ると、取ってつけたような印象を
与えてしまいます。

さらに、講演会やセミナーのように語り手にスキルがなければ、
せっかく気の利いた寓話を台無しにしてしまう可能性さえあります。

ですから、本書のように書籍化され、
一冊の本として読めるのは、非常にありがたいと思います。

この本から何を活かすか?

  「この問題は、幼稚園児なら5分から10分そこらで解けるだろう。
  けれどもプログラマーには1時間かかるかもしれないし、
  高等教育を受けた人々にとっては・・・・まあ、
  まずはあなたもやってみてください。

  8809=6  5555=0  7111=0  8193=3  2172=0
  8096=5  6666=4  1012=1  1111=0  7777=0
  3213=0  9999=4  7662=2  7756=1  9313=1
  6855=3  0000=4  9881=5  2222=0  5531=0
  3333=0  2581=???」

これは寓話ではありませんが、大人が持っている視点では
気づかないこともあるという例として、本書で紹介されていました。

元々はネット上で話題になっていた問題のようです。

実際にこの問題、小学生の娘にクイズとして出題したところ、
10分くらいで解けていました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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