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なぜビジョナリーには未来が見えるのか?

なぜビジョナリーには未来が見えるのか? 成功者たちの思考法を脳科学で解き明かすなぜビジョナリーには未来が見えるのか? 成功者たちの思考法を脳科学で解き明かす
(2012/07/26)
エリック・カロニウス

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満足度★★★
付箋数:24

リチャード・ブランソンさんやスティーブ・ジョブズさんなどの
ビジョナリーは、一体、どのようにして未来を見通しているのか?

その疑問に、脳科学の観点から答えようと試みるのが本書です。

と言っても本書の著者、エリック・カロニウスさんは、
脳科学の専門家ではありません。

カロニウスさんは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙や
ニューズウィーク誌で活躍するジャーナリスト。

以前、ダン・アリエリーさんの「予想どおりに不合理」の
執筆に協力したことから、脳科学の最新研究でビジョナリーの
秘密を解き明かすアイディアを得ました。

本書の脳科学の分野の見解は、その道の専門家に取材し、
数々の研究結果を参考にして述べられていますが、
やはり専門外ということもあって、
説得力が薄いとまでは言いませんが、正直、伝聞の域を出ません。

しかし、カロニウスさんにはそれを補って余りある、
記者としての経験があります。

何と言っても驚きなのは、本書に登場するビジョナリーの多くと、
カロニウスさんが直接会った経験があることです。

特に、リチャード・ブランソンさんとスティーブ・ジョブズさんの
お2人とは親交があったようで、
かなり詳しいエピソードが紹介されています。

また、カロニウスさんは、記者経験が長いこともあって、
人物像を描く点において秀でています。

ですから、本書は一応、脳科学を切り口にはしていますが、
専門的過ぎることはない、エピソードが豊富な読みやすい本です。

  「リチャード・ブランソンやスティーブ・ジョブズと
  行動をともにしていると、畏敬の念を覚える。
  彼らがどうやって現在の彼らを築いたのかと考えると、
  空恐ろしくなるのだ。彼らの成功の軌跡をたどると、
  なぜ成功できたのか、どうやって誰よりも未来を見ることができたのか、
  同じ人間とはいえどうにも理解できないのだ。」

ビジョナリーはどのように思考しているのか?
彼らを突き動かすものは何か? 
その能力は努力で取得可能なのか?

カロニウスさんはビジョナリーを直接知るからこそ、
その能力に脅威を感じ、何としてもその秘密を解き明かしたいという
探究心が湧きおこったのでしょう。

  「ビジョンとは、どんな障壁をも突き破り、
  ものごとの本質を見ぬく能力」

カロニウスさんは、このようにビジョンを定義し、
発見力・想像力・直観・勇気と信念・共有力・運の
6つの視点でビジョナリーと常人との違いを見ていきます。

また、本書の最終章では、彼らに近づくために、
読者が生かすことができる点がまとめていますから、
その指針は大いに参考にできます。

この本から何を活かすか?

  「今から、バスケットボールをバスしながら
  走り回っている人たちの短い映像を見てもらう。
  その映像を見ながら、ボールがパスされた回数を数えてくれ。」

これは有名な脳科学の実験です。

カロニウスさんは、この実験をダン・アリエリーさんに
受けさせられたそうです。

この映像は、以前の記事「錯覚の科学」で紹介しているので、
ご存じない方は、そちらを参照してください。

カロニウスさんは、リチャード・ブランソンさんから、
会社の経営で大事なのはビジョンであって、
細部まで知っている必要はないと教わったそうです。

私たちは、細部に気を取られるあまり、
全体を見ることを、つい忘れてしまいがちです。

そうならないためにも、このバスケッtボールの実験結果と、
ブランソンさんの言葉を心に留めておく必要があります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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