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アイデアは才能では生まれない

アイデアは才能では生まれないアイデアは才能では生まれない
(2012/07/26)
美崎 栄一郎

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満足度★★★
付箋数:21

日本経済新聞出版社、堀内さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

本書は、花王、カルビー、セガ、松井証券、サントリーなど8社で、
ヒット商品ができるまでの過程を追体験し、
アイディアを生む方法を帰納法的にまとめた本です。

  「この本の特徴は、実際にモノや事業やサービスをつくった人が
  どのようにアイディアを出したかが書かれていることです。

  広告やCMなどをつくったり、宣伝文句を考えたりする
  クリエーターの書いたアイディア本ではないことです。」

主人公は、ヒット商品を生んだ、
それぞれの企業のプロジェクトマネージャー。

各企業でアイディアが生まれた瞬間にフォーカスし、
その様子を美崎栄一郎さんがレポートします。

私が、本書で注目したのは、美崎さんが初めて、
「花王」で自身の仕事を語ったこと。

美崎さんと言えば、花王に勤めながら執筆した、
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』が話題を集め、
「築地朝食会」などの勉強会を主催するなど精力的に活動し、
スーパーサラリーマンと呼ばれていました。

しかし、今までの著作では、様々なノウハウや勉強会の様子は
公開されていましたが、本業の花王での仕事については、
ほとんど書かれていませんでした。

  「私は、本を20冊近く書いていますが、
  実は、花王での仕事の話を書いたことはありませんでした。
  とうのは、自分のアイディアの源泉を公開するのは、
  ノウハウを語り、手の内をばらしてしまうことになるので、
  躊躇していたのです(苦笑)。」

女優・菅野美穂さんのCMでお馴染みの、
花王「ソフィーナ ファインフィット」。

自身が化粧をすることのない美崎さんが、
どのようにして、このヒット商品を発案し、
プロジェクトを進めたのか?

本書では、今まで美崎さんが隠してきた、
「自分では使えない商品」を開発するときの、
発想の秘密を公開しています。

また、私が本書でもう1つ注目したのは、
今や定番となった、カルビー「じゃがりこ」誕生の秘密。

この商品、美味しいのはもちろんですが、
個人的には、食べるときに手が汚れないことと、
パッケージのバーコードの遊びのセンスに感心していました。

本書では、カルビーのマーケティング部でブランドマネジャーを
務めた柳井秀政さんのエピソードをもとに、
経験と知識で見えない「つながり」を見つける発想術が
レポートされているので、「じゃがりこ」ファンは必見です。

本書は、「じゃがりこ」に採用されている「デザインバーコード」
のアイディアから、表紙のデザインを着想し採用したようです。

  「表紙にここまでデザインバーコードを採用したモノは
  はじめてだと思いますが、ちゃんとバーコードリーダーを当てると
  認識できますので、ぜひ、試して遊んでみてください。」

まあ、そう言われても、私はバーコードリーダーで
遊べる立場ではないので困りますが、
アイディアとしては、非常に面白いと思います。

本書は、他のアイディア本とは異なり、
アイディア発想のためのケーススタディ本としても使える、
地に足がついた感じのする本でした。

この本から何を活かすか?

私にとっては、『残念な努力』以来、
1年半ぶりの美崎さんの本でした。

気がつくと、美崎さんは「スーパーサラリーマン」では
なくなっていました。

それは、「スーパー」でなくなったのではなく、
「サラリーマン」でなくなったからです。

美崎さんは、2011年8月で花王を退社されたようです。

そして、本書のプロフィールには、
「2011年9月脱藩浪士として活動中」と書かれています。

具体的に何をしているのか気になりますね。

美崎さんがどんな活動をしているのか、チェックしてみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| アイディア・発想法・企画 | 06:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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