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評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」

評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」
評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」
(2012/06/07)
横田 増生 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:21

私が、あまりテレビを見なくなって約10年。

見なくなった理由は、子どもが生まれてたから、
インターネットをする時間が増えたから、
あるいは時間がもったいないから・・・・
だと漠然と思い込んでいました。

しかし、本書を読んでそれが間違いであることに気づきました。

私がテレビを見なくなった真の理由は、
ナンシー関さんがいなくなったから。

この番組を見たら、ナンシーさんだったらどうツッコむだろうか?

当時は、そんな事を考えながらテレビを見ていました。

そして、後日、ナンシーさんのコラムを読んで、
答え合わせをするような楽しさがありました。

没後10年。
消しゴム版画家にして、稀代のコラムニストだったナンシー関さん。

本書はナンシーさんの生涯に迫る評伝。

著者の横田増生さんは、ナンシーさんを知る多くの人に
インタビューを重ね、本書でその魅力とおもしろさの源流を探ります。

まず、冒頭でナンシーさんの影響力を知るために、
横田さんが話を聞いたのは、次の4人の方です。

作家の宮部みゆきさん。

  「ナンシーさんの本を読み始めたころは、実を言うと、
  文中に登場する個人名や番組名の7割ぐらいまでは、
  誰のことか何のことかわからなかった。(中略)
  それでも、それらの人たちや、彼ら彼女らの関わっているテレビ番組を
  素材にしてナンシーさんが書く文章は、いつだってすごく面白かった。」

日本テレビ・プロデューサーの土屋敏男さん。

  「ボクにとってナンシーさんの書くテレビ評論は、
  番組作りの羅針盤のようなもので、ボクがテレビ番組を作るとき、
  半分は視聴者を意識して、残り半分はナンシーさんが
  どう見てくれるのかということを意識していました。」

同業のコラムニストの小田嶋隆さん。

  「自分に見える徳光と、ナンシーが見た徳光を並べてみることで、
  はじめてその人物像が立体化するようなことが、徳光に限らず
  何度もあったんです。私を含めた多くの読者にとって、
  ナンシーの文章は、テレビを複眼的に見ることを可能にしてくれる
  功労者だと思っています。」

イラストレーターの山藤章二さん。

  「ナンシーの場合、文章の完成度が高く、文章だけでも十分に
  作品になったと思っています。まずコラムニストとして100点ですね。
  それに絵を加えて120点、更に消しゴムの横に添える一言で130点―
  になると思っています。」

こういう証言を聞いていても、テレビがつまらなくなったのは、
ナンシーさんがいなくなったからだと思えます。

本書では、ナンシーさんのコラムと消しゴム版画を振り返りながら、
デビューまでの経緯、青森時代、全盛期とその生涯に迫ります。

この本から何を活かすか?

ナンシーさんの本で、入手可能なものはどれだけあるのか?

アマゾンで調べてみると、没後に出版された本や、
文庫化された本がずいぶんあることが分かりました。

  ・お宝発掘! ナンシー関
  ・ナンシー関 リターンズ Nancy Seki Returns
  ・ナンシー関の「小耳にはさもう」ファイナル・カット
  ・ナンシー関の記憶スケッチアカデミー

それ以前の本も、マーケットプレイスで安価で入手可能ですね。

これを機に、ナンシーさんの本を何作か購入しようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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