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この世で一番おもしろいマクロ経済学

この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講
この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講
(2012/06/01)
ヨラム・バウマン、グレディ・クライン 他 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:16

予定通り刊行されました。
「この世で一番おもしろい経済学」シリーズ第2弾。

前作の「ミクロ経済学」編は、経済学の教科書で有名な
グレゴリー・マンキューさんからも絶賛されました。

今回は、マンガで学ぶ経済学「マクロ」編です。

本書だけを読んでも、わからなくはありませんが、
一応、「ミクロ」編を前提に話が進みますから、
そちらを先に読んでおいた方がいいでしょう。

そして、前作を読んでおくと、もう一つ別の効果があります。

それは、「慣れ」。

実はこのシリーズ、内容よりもマンガの絵柄が、
読んだ人が受け入れられるか、受け入れられないかが
決まるくらい、大きな要素を占めています。

ヨラム・バウマンさんが、世界でただ一人の
お笑いエコノミストでも、フキダシだけで読者を笑わせ、
経済学を理解させることはできません。

マンガ家のグレディ・クラインさんの絵があっての本書です。

しかし、クラインさんの絵柄は、アメコミ調の中では、
万人受けするタイプだと思いますが、
日本のマンガに慣れ親しんだ私たちにとっては、
異質な感じがするのも事実です。

なぜ、異質な感じがするかといえば、それは慣れていないから。

ですから、「ミクロ」編を先に読んでおけば、
クラインさんの絵柄にも慣れ、この「マクロ」編は、
違和感なくスイスイと読むことができるのです。

  「マクロ経済学の2大目標は、経済成長を説明すること、
  ・・・そして経済崩壊を説明すること。

  長期的に見ると、経済は時計仕掛けで動いているようだ。
  あるいは競走馬みたいに。
  あるいは古典派経済学者が言う、円満な家族みたいに。

  短期的だと、経済は丸ごと壊れた時計に見えることもある。
  あるいは暴れ馬みたいに。
  あるいはケインズ派経済学者(ケインジアン)の言う、
  崩壊家族みたいに。」

本書では、このマクロ経済学の2大目標について、
16の講義で軽快に説明します。

ミクロ経済学では、個人が行動を最適化しようとします。

一方、マクロ経済学では、国や世界全体の経済に関わる問題を見て、
短期的な安定性と、長期的な成長をどう実現すべきかを考えます。

「ミクロ」編と「マクロ」編と通して読むと、
この違いがわかると同時に、
マクロはミクロで構成されていることもわかります。

経済学の概要をザックリつかみたい人にとっては、ちょうど良い本。
大爆笑はしませんが、ニヤリと笑いながら読むことができます。

この本から何を活かすか?

前作の記事で、ヨラム・バウマンさんの
「Principles of Economics, Translated」の動画を紹介しましたが、
日本語字幕付きバージョンも公開されているので、
あらためて紹介します。

やっぱり、字幕付きってありがたいですね。


また、グレディ・クラインさんのマンガはこちら

先にこちらのサイトでクラインさんの絵柄に慣れておいた方が、
よりスムーズに本書を読むことができるでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経済・行動経済学 | 06:30 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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