活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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土井英司の「超」ビジネス書講義

土井英司の「超」ビジネス書講義 (ディスカヴァー携書)
土井英司の「超」ビジネス書講義 (ディスカヴァー携書)
(2012/05/29)
土井 英司 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

  「この本は、毎年およそ5000冊出されているビジネス書の
  約2割、1000冊を読んでいる僕が、ビジネス書を使って
  “時代の潮目を読む” 技術を紹介した本です。」

アマゾンの元カリスマバイヤーにして、
書評メルマガ「ビジネスブックマラソン」で知られる、
ビジネス書評界の重鎮、土井英司さん。

圧倒的な読書量を誇る土井さんは、目利きとして優良本を発掘し、
時代が求めるビジネス書をプロデュースしてきました。

土井さんは、一体、どのようにして「時代の潮目」を読んでいるのか?

  「未来予測は意味がない。これが僕の結論です。」

土井さんは、これからの流行を予測しているわけではありません。

ベースにしているのは、「振り子理論」。

加熱しすぎたマーケットは、必ず揺り戻しがあります。

  「予測するのではなく潮目を読むためには、
  すべての物事を“対義語”で考えることをお薦めします。」

つまり、今のブームと反対方向に振り子は振れる。

例えば「個人主義」が流行ったら、次は「全体主義」へと。

これが、土井さんのマーケティング手法でもあり、
投資法でもあるそうです。

この理論で考えると、現在、一つの場所に留まって仕事をしない
「ノマドワーク」というスタイルが流行りつつありますから、
次は「会社の決まった席で仕事をしよう」と主張する
ビジネス書が出るかもしれません。

また、本書は最強のビジネス書のガイドブックにもなっています。

280ページの本の中で、280冊ものビジネス書が
紹介されていますから、1ページに1冊の割合にもなりますね。

時が経ってもほとんど陳腐化しない定番本から、
今の時代にあった旬の本まで、幅広く紹介されています。

付加価値のある本の見つけ方、書店での本の選び方、
悪文の本の読みこなし方など、
達人らしい実用的なアドバイスも掲載されています。

ビジネス書の本選びで迷ったら、頼りになる一冊だと思います。

ちなみに1700冊ものビジネス書を読み倒してきた
土井さんが、「著者買い」する11人のリストが
本書に掲載されていました。

その11人は、以下の通りです。

  アル・ライズさん : 「ポジショニング戦略」など
  ガイ・カワサキさん : 「人を魅了する」など
  クレイトン・クリステンセンさん  :「イノベーションのジレンマ」など
  ジェームズ・C・コリンズさん : 「ビジョナリー・カンパニー」など
  マイケル・ルイスさん : 「ライアーズ・ポーカー」など
  ダニエル・ピンクさん : 「モチベーション3.0」など
  エイドリアン・スライウォツキーさん : 「ザ・プロフィット」など
  塩野七生さん : 「海の都の物語」など
  梅棹忠夫さん : 「知的生産の技術」など
  本多静六さん : 「私の財産告白」など
  松下幸之助さん : 「道をひらく」など

この本から何を活かすか?

誤りではありませんが、本書で正確ではない記述が
ありますので、指摘させていただきます。

1つ目は、「アイディアと移動距離は比例する」という言葉を、
本田直之さんの言葉として紹介していること。

確かに、本田さんも「ノマドライフ」の中で言っていますが、
これは高城剛さんが昔から主張している考えです。

2つ目は、本多静六さんの「私の財産告白」を
節約本としても使えると紹介していること。

こちらは私の座右の書でもあるので、あえて言わせていただきます。

本多さんは質素な生活を好み、節約によって
雪だるまの芯を作りました。

しかし、40歳で当時のお金にして100億円もの資産を
作ることができたのは、「投資」をしたからです。

決して「節約」だけでは、100億の資産は作れませんでした。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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