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ビジネスに活かす「論語」

『ビジネスに活かす「論語」』
『ビジネスに活かす「論語」』
(2012/05/10)
北尾吉孝 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

今、日本でも中国でも「論語」ブームです。
「論語」関連のビジネス書が、数多く出版されるようになりました。

ただし、日本では中国ほどの大ブームという状態ではなく、
静かにじわじわとブームななっているという印象を受けます。

ところで、なぜ、「論語」ブームなのか?

北尾吉孝さんは、時代の潮流に対するアンチテーゼとして
「論語」の教えに光が当てられ、自然発生的にブームが起こったと
解説しています。

それは物質主義や拝金主義、社会道徳の乱れに対する反定立。

もちろん論語は、ブームになる以前から永く読み継がれています。

なかでも日本の資本主義の父といわれる渋沢栄一さんが、
「論語」の精神を重んじ、各種産業の育成と、
多くの近代企業の確立に努めたのは有名です。

論語と算盤」で、利潤と道徳を調和させる道を示し、
他の明治の財閥創始者と異なり、財閥を作りませんでした。

  「『論語』は長い間東アジアの人たちにとって教養の根幹とも
  いえるものでした。今日なお世界中の多くの人が読み続けています。
  なぜなら人間が生きていくうえでのエッセンスとなる珠玉の
  片言隻句がそこにちりばめられているからです。」

北尾さんは、自分を励まし行動を促すような片言隻句を
どれだけ持っているかで、その人の人生は大きく変ると言っています。

  「好きな片言隻句が多ければ多いほど、人生の転機に、
  あるいは絶体絶命の危機を迎えたときに、
  自分を鼓舞するような言葉が頭に浮かんできます。」

そして大切なのは、知識として理解するだけでなく、
渋沢さんのように、それを血肉化して実践すること。

本書は、「論語」を人生の指針にしてきた
北尾さんによる「論語」入門書です。

純粋に「論語」の解説ではなく、いかに仕事や人生に
役立てていくかが書かれています。

また前著「何のために働くのか」の姉妹編とも位置づけられています。

  プロローグ ビジネスマンよ「論語」を読みなさい
  第1章 できるビジネスマンは「論語」に学ぶ
  第2章 「論語」が教える仕事上達のヒント
  第3章 いかにして会社を発展させていくか
  第4章 組織づくりは「考」から始まる
  第5章 成果を上げるために「正しいことをする」
  第6章 孔子に学ぶ対人交渉術
  エピローグ 人生に後悔しないよう「今」を懸命に生きる

私は特段、論語について学んだことはありませんでしたが、
意外と聞いたことのある言葉もありました。

「あっ、これも論語の言葉だったんだ」と思うこともしばしば。

今まで知っていた言葉も、本書の解説で理解が深まり、
判断に迷った時の拠り所にできそうです。

この本から何を活かすか?

私が北尾さんを知ったのは、ライブドアの
ニッポン放送買収騒動の時でした。

あれから7年以上経ちますが、いまだに北尾さんと言えば、
堀江貴文さんを連想してしまいます。

本書でもオリンパス事件や東京電力の問題に関連して、
堀江さんの言動にも触れています。

北尾さんの判断基準は、いずれの場合にも「直(公平公正)」。

論語の精神に拠れば、ライブドアもオリンパスも東京電力も
上場廃止が筋であると述べられています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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