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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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愛されるアイデアのつくり方

愛されるアイデアのつくり方
愛されるアイデアのつくり方
(2012/05/08)
鹿毛康司 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:23

  「2011年-。ミゲルやT.M.Revolution西川貴教さんが歌う
  “消臭力のCM”がとにかく愛された。日本でもっとも好感度の
  高いCMに選んでいただいたほか、いくつかの賞を頂戴する
  栄誉にも恵まれた。そこには、とても考えられないような
  “愛され方”があった。」

本書は日用雑貨メーカーであるエステー株式会社の宣伝部長、
鹿毛康司さんがアイディアの発想法を明かす本です。

鹿毛さんは、「消臭力」などの話題のCM仕掛け人。

残念ながら、私は普段、テレビCMをまったく見ないので、
消臭力のミゲル君についても、西川貴教さんと一緒に出演したCMが
好感度No.1に輝いたことも知りませんでした。

それでも、本書は熱いものが伝わってくる本でした。

鹿毛さんは、エステーらしくクスっと笑えて
心温まるCM作りを目指します。

完成した作品を目にする私たちにはわかりませんが、
その裏には、絶対に人を傷つけないように、
徹底的にこだわった姿勢で作品が作られてます。

鹿毛さんが、人を傷つけないことにこだわるのは、
強烈な原体験があるから。

それは、2000年に起きた「雪印事件」。

当時、雪印に在籍し営業改革を担当していた鹿毛さんは、
2000年の集団食中毒事件と2001年の牛肉偽装事件で、
被害者とマスコミ対応の前線に立ち、対応を続けました。

その時の経験がエステーに移ってからも活かされ、
決して斜め上からにはならない、お客様と目線を合わせた
CMを一貫して作り続けています。

  「このCMにも偽善はある。まず、それを認識しよう。
  ただ、その“偽”をできるだけ小さくするんだ。
  そのためには、ただひたすら心を込めるしかない。
  賞もいらない。商品が売れなくてもいい。とにかく心をこめるんだ」

そうして東日本大震災の直後に作られたのが、
ポルトガルの首都リスボンで撮影された
歌う少年ミゲル君の消臭力のコマーシャルでした。

本書のメイントピックとなるのは、ミゲル君のCM誕生秘話と、
雪印事件での対応です。

しかし、本書は全編から鹿毛さんの気持ちが伝わってきます。

ノウハウについてはほ、とんど書かれていません。

愛されようと考えずに、ひたすら心をこめる。
それが結果として愛されることにつながります。

消臭力のCMがそうだったように、
本書にも鹿毛さんの熱い思いが込められていますので、
読んだ人から愛される一冊になるでしょう。

この本から何を活かすか?

と言うことで、私は消臭力のCMをテレビで見たことがなかったので、
YouTubeで見てみました。





妙にメロディーが頭に残りますし、
なんだかわからないけれど惹きつけられるCMですね。

好感度NO.1になるのも、うなずけます。

また、エステー宣伝部ドットコムのサイトでは
いろいろなバージョンやメイキングも公開されています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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