活かす読書
ikadoku

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僕がアップルで学んだこと

2012年06月08日
組織・社内教育・コーチング 0
僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)
僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)
(2012/04/10)
松井博 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

  「あの会社がここまで変わることができるなら、
  どの会社でも変わることができる」

本書の著者、松井博さんが、このように振り返る
「あの会社」とは、アップル社のこと。

松井さんは、アップル社に16年間在籍しました。
このうち2002年から米国本社に管理職として7年間勤務。

今や誰もが認めるイノベーティブな企業になった
アップルですが、かつては経営の危機に瀕していました。

そこに追放されていた、スティーブ・ジョブズさんが復帰して、
世界を変える製品を次々と生み出すようになり、
アップルが大きく生まれ変わったことは、広く知られています。

では、ジョブズさんが復帰する前のアップルは、
どの程度ダメ会社だったのでしょうか?

松井さんは次のように、当時のことを振り返ります。

  「社内のコミュニケーションの質は本当に
  笑えるレベルにまで低下しました。社内にどんなプロジェクトが
  走っているのかすらも定かではないのです。
  それでいて会社の機密事項は常に漏れっぱなしで、
  自分が関わっていない別のプロジェクトを知ろうと思ったら
  マック専門誌を買って読んだ方が正しい情報が得られるくらいでした。
  そんなわけでマック専門誌はまるで社内報のように
  重宝がられていました。」

これほどまでにダメ会社だった、アップルはいかにして、
現在のエクセレントカンパニーに変わったのでしょうか?

松井さんは、ジョブズさんが復帰して徹底的に替えたのは、
「働く環境」だと説明します。

「環境」こそが、アップルだけでなくフェイスブックやグーグルなどの
米企業と日本企業の差になっていると松井さんは考えます。

ですから、本書のサブタイトルは、
「環境を整えれば人が変わる、組織が変わる」
となっているのです。

本書の前半では、ジョブズさんが復帰して、
アップル内部の環境が、具体的にどのように変わったかが、
時系列で整理されています。

そして、イノベーションを起こすための環境を考察します。

後半では、一個人が会社などの自分を取り巻く環境に
どのように働きかければ良いかが書かれています。

アップルの過去の話は、単に好奇心を刺激するだけですが、
整理整頓から始まる、松井さん独自の環境論は
かなり実用的な内容だと思います。

また、アップルは社内政治が熾烈な会社だったらしく、
本書には、「社内政治と賢く付き合う」という章が設けています。

この章では、かなり具体的なノウハウが紹介されているので、
社内政治を苦手にしている人には、参考になると思います。

この本から何を活かすか?

松井さんは、アップルの米国本社に務めていたとはいえ、
ジョブズさんとミーティングで一緒になったことは、
2回しかなかったそうです。

しかし、その2回の体験があまりにも強烈だったために、
ブログに「Steve Jobs の思い出」という記事を
書いたところ驚異的なアクセスになり、
それがきっかけで、本書を執筆することになったそうです。

松井さんのブログ「まつひろのガレージライフ」は、
アップルのことに限らず、いろいろなテーマで
記事を書いているとのこと。

ジョブズさんの記事以外も読んでみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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    2012.06.09 (Sat) 19:50 | まとめwoネタ速neo