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ikadoku

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永続発展する価値ある企業の条件

2012年05月25日
経営・戦略 0
永続発展する価値ある企業の条件
永続発展する価値ある企業の条件
(2012/04/06)
木元 仁志、若松 孝彦 他 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:15

  「企業はつぶれるようにできている」

これはタナベ経営の創業者・田辺昇一さんの言葉。

少しオーバーな表現かもしれませんが、
新しくできた会社は、1年以内に過半数が倒産し、
5年以内に80%が消え、10年以内に95%が倒産するとも言われます。

それでは、企業を永続し、更には発展させるためには、
どうしたらよいのでしょうか?

まず最初に考えなければならないのは、企業の存在価値。

  「企業が倒産する、つぶれるということは、
  永続する価値がなくなった、またはマイナス価値に陥ったことを
  意味します。代用できる価値しか提供できなければ、
  いずれ他社に取って代わられるのです。
  
  したがって、“存在価値”、“存続価値”にフォーカスしたとき、
  “成長”や“儲け”は手段にすぎず、経営のプライオリティー
  (優先順位)において最上位の概念ではないことを、
  認めざるを得ないでしょう。」

企業経営していると、どうしても目の前の利益や資金繰り、
あるいはキャッシュフローに目が行きがちですが、
本書では、そもそもの企業の存在価値を問うているわけです。

本書はタナベ経営社長の木元仁志さんはじめ、
5名のトップコンサルタントである役員陣が、
企業の存在価値と永続発展の条件を問い、
数カ月にわたる議論をまとめた提言集です。

そして、まとめられた永続発展する価値ある企業の条件とは、
次の4つ。

  1. 時流にマッチした事業戦略
  2. 強い収益力と財務体質
  3. 強い組織力と組織風土を磨く経営システム
  4. 次代を支える後継体制の確立

こう並べて書いてしまうと、あまりにも一般論のような
印象がありますが、本書では各条件について、
詳しく語られています。

本書が対象としているのは、主に中小企業。

あまり企業規模が大きくなければ、経営者の考え方や行動が
組織に与える影響は大きく、それがそのまま社風になります。

しかし、会社を発展させ、また、創業者が引退した後も、
会社を存続させていくためには、「企業のDNA」を
磨いていく必要があります。

そのために、欠かせないのが「ビジョン」と「経営システム」。

本書は、走り続ける中小企業に、今一度、存在価値を問うことで、
長寿経営を促す本です。

正直、あまり関係ない人が読んで、面白い種類の本ではありません。

しかし、創業10年に満たない企業にとっては、
ブレない軸を作っていくための実用的な本だと思います。

この本から何を活かすか?

木元さんは、企業の事業力をマーケットの魅力度と
自社の競争力の強弱によって4つのポジションに分類する
マトリックスを紹介しています。

  マーケット魅力大で、自社競争力大は「有望事業」。
  マーケット魅力小で、自社競争力大は「残り福事業」。
  マーケット魅力大で、自社競争力小は「強化事業」。
  マーケット魅力小で、自社競争力小は「死に体事業」。

要は、BCGのプロダクト・ポートフォリオみたいなものですが、
外資系コンサルと違い表現がストレートで「和」な感じが、
中小企業には受け入れられるのだと思います。

よくあるフレームワークも、その会社に合わせて、
わかりやすい言葉に変えて使った方がいいのかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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