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グローバル資本主義を卒業した僕の選択と結論

グローバル資本主義を卒業した僕の選択と結論
グローバル資本主義を卒業した僕の選択と結論
(2012/02/23)
石井至 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:26

  「世界の人と一緒に働いて、自分の実力を磨いて、
  どこでも通用するプロフェッショナルになるためには、
  何が大事で、どう行動すればいいのか。

  僕はその答えを実体験から学んできた。
  僕には、グローバル資本主義の歴史を語ることはできない。
  しかし、グローバル資本主義をサバイバルする方法は知っている。」

このように語る、本書の著者・石井至さんは、
ちょっと変わった経歴の持ち主です。

東大理Ⅲ(医学部)に現役で合格し、同大修士課程修了後、
医者にはならず、外資系金融機関に就職。

金融機関では、数学を武器にデリバティブのエンジニアになり、
1年目の年収650万から2年目で5000万超に。

デリバティブの専門家として、いくつかの外資系金融機関を渡り歩き、
32歳で一生のんびり過ごせるだけのお金を稼ぎ、スイスの銀行をリタイア。

その後、金融コンサルティング会社を設立し、
また、「お受験」のスクールも同時に経営しています。

本書ではこの経歴に沿って、東大受験、金融業界、お受験スクールの
3つの時代を中心に石井さんの半生が綴られ、
その中でサバイブするための方法論が語られています。

  「それを一言で説明すると、何でもゼロから始められるように
  することだ。知識や経験のない仕事をすることになったときに、
  短期間でプロになる。それが僕の働き方だ。」

医学部大学院の卒業を控え、全く畑違いの米銀への就職が決まった時、
石井さんの経済学に関する知識はゼロに等しかったそうです。

研究論文で忙しく、経済学の勉強をしている時間はあまりありません。

就職までの残された短い期間で、どのようにして、
石井さんは経済学の基礎をマスターしたのでしょうか?

石井さんは、ちょっと常人では考えられない、
驚くべき行動を取りました。

その行動とは、
「予備校で経済学の講師を引き受ける」ということでした。

いくら教えることで理解が深まるとは言え、
自分が知識ゼロの状態で予備校の講師をやろうと思うのは、
すごい発想ですね。

石井さんが知らない仕事をマスターするための
ポイントとして挙げるのは、次の3つです。

  1. 何をマスターすればいいのかを明確にする。
  2. 基本を完璧にマスターする。
  3. 自分で腑に落ちるまで掘り下げる。

石井さんの仕事術のベースは、受験勉強にあります。

  「日本の受験勉強については好意的な意見はあまり耳にしない。
  受験テクニックは社会に出たら役に立たないという見方は根強い。
  しかし、僕の考え方はまったく逆だ。受験勉強の中核である
  “傾向と対策”は、世界中のあらゆる仕事に役立つ
  基礎的なスキルだと思っている。」

石井さんが、素人として金融業界に入り、
誰からも相手にされない状態から、この3つのポイントを実践し、
余人をもって代え難い存在になって出世していく様子は、
読んでいて痛快。本当に面白いです。

ただ、後半はテーマが多岐に渡り、少し散漫な感じがしました。

この本から何を活かすか?

  「単語や熟語はマメに覚える」

世界の金融機関を渡り歩いた石井さんでも、
英語では、特にボキャブラリーの不足を感じているそうです。

  「たとえば、日本の新聞を読んでいて、読めない漢字や
  意味がわからない漢字はほとんどない。
  一方、フィナンシャル・タイムズを読んでいると、
  わからない単語は結構ある。そういうときは、地道に辞書を引き、
  ノートに書き留めるようにしている。」

こういう努力、最近の私には欠けていました。

わからない単語全部とは言わないまでも、
少しでも書き留めて、地道な努力をしたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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