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解決する脳の力

解決する脳の力  無理難題の解決原理と80の方法 (角川oneテーマ)
解決する脳の力 無理難題の解決原理と80の方法 (角川oneテーマ)
(2012/03/10)
林 成之 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:26

私たちは、嫌いなことより、好きなことの方が、
脳が力を発揮できることを経験的に知っています。

ならば、何でも好きになってしまえばイイ。
興味を持てば、思考力も記憶力もフルに発揮できる。

とは言うものの、現実はそんなに簡単にいきません。

いくら好きになった方がイイとわかっていても、
嫌いなものは、やっぱり嫌い。

そもそも苦手なことに、興味を持つこと自体がムリ。

  「実は、脳の仕組みや脳が持つ本能に立ち返って考えれば、
  このような問題にも対処は可能です。」

このように話すのは、「脳に悪い7つの習慣」などの
著書で知られる脳神経外科医の林成之さん。

例えば、脳は興味を持つことで理解力や思考力を高めるだけでなく、
理解し思考することで興味を抱かせる、逆の仕組みも持ちます。

ですから、苦手な「仕事」の場合、
まずは簡単にできるところから手をつけるのが正解。

絶対にクリアできるところまで目標を下げて取り組む。

仕事の性質上、レベルを落とすことが無理な場合、
目先の作業の順番を変えるだけでも効果はあるようです。

また、苦手な「人」の場合、
相手のやることも言うこともすべて嫌いになってしまいます。

これは、脳の持つ「統一・一貫性」の本能が働いているから。

脳は、整ったものや同じものを好ましく感じるため、
自分と異質な人や、異なる意見の人を本能的に嫌ってしまいます。

こんな時は、「統一・一貫性」の本能の反応を外すこと考えます。

具体的には、「2人以上の」「別の立場の人から」
異なる意見を聞くことがポイントのようです。

そして、苦手な人と話すときは、
相手の言葉を繰り返し使ってコミュニケーションすることを心がけます。

例えば、嫌いな上司から「こんなものはダメだ」と言われたら、
「これはダメなんですね」とオウム返しで答えます。

こうすることで、相手の脳にはあなたの言葉が受け入れられ、
あなた自身にも、相手の気持ちを受け止める準備ができるとのこと。

まずは、相手に同意を示し、機械的に言葉を繰り返すだけでも
効果があるようです。

この方法は、認知症の人と介護する人が、コミュニケーションする
方法としても有効であることがわかっているそうです。

本書では、日常生活で直面する様々な問題を取り上げながら、
脳の仕組みに基づいた、結果を出すための解決法が示されています。

取り上げられているトピックは全部で80項目。

けっこう具体的な解決策が示されていますので、
自分で頑張っているつもりなのに、なかなか結果が出ない人には、
そこから抜け出すヒントになる本だと思います。

この本から何を活かすか?

私は、何をやるにしても、もうすぐゴールだと感じると、
とたんに集中力が落ちてしまいます。

これは、誰にでもある現象で、「そろそろゴールだ」と
感じた瞬間から脳の血流が落ち、持てる力を発揮できなくなることが、
林さんの行った実験でも確認されています。

林さんは、競泳の北島康介選手らに脳科学的な側面から
アドバイスを行った際には、この問題を克服するために、
ゴールをゴールと思わない工夫をしたそうです。

それは、ラスト10メートルを「マイ・ゾーン」と考える方法。

マイ・ゾーンに入ったら、もうすぐゴールだと考えるのではなく、
逆に、ここからぶっちぎりで引き離す自分の勝負ゾーンと考えることで、
最後の瞬間まで全力投球できるよう指導したそうです。

私も、ゴール近くで集中力が落ちそうになったら、
「ここからがマイ・ゾーン」と声に出し、気持ちを切替えたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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