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グーグル ネット覇者の真実

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ
グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ
(2011/12/16)
スティーブン・レヴィ 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:28

大ベストセラーになったウォルター・アイザックソンさんの
スティーブ・ジョブズ I」が、スティーブ・ジョブズさんに
認められた公式本なら、本書はグーグルに認められた公式本。

質もボリュームもアイザックソンさんの本に、
一歩も引けをとらない水準です。

著者のスティーブン・レヴィさんは、グーグルに初めて
インサイダーとして取材されることが許されたジャーナリスト。

そのため、現役のグーグラーと元グーグラー、
更に過去に何らかの形でグーグルに関った人たちに
200回以上行われたインタビューを基に、本書は執筆されています。

もちろん、サーゲイ・ブリンさん、ラリー・ペイジさん、
エリック・シュミットさんに対しても長時間のインタビューを実施。

そして、グーグル社員と行動を共にし、開発中の作業をのぞき見、
重要な会議にも立ち会って取材を行っていますから、
本書の持つ臨場感は、他に類を見ません。

  「私のインサイダーとしての視点は、グーグルの二つのブラックボックス
  -検索エンジンと広告システム-を開けるカギとなり、
  これまで知られていなかった多くの事実を明らかにすることができた。
  (中略)本書では、これらがどのように開発され、発展し、
  どう機能しているかについて初めて全容を明らかにする。」

  プロローグ Googleを「検索」する
  第1章 グーグルが定義する世界
  第2章 グーグル経済学
  第3章 邪悪になるな
  第4章 グーグルのクラウドビジネス
  第5章 未知の世界への挑戦
  第6章 谷歌
  第7章 グーグルの政治学
  エピローグ 追われる立場から追う立場へ

本書の読みどころの一つは、現場での生々しい描写です。

そんなところまで書いて大丈夫なのか?と思わせるほど、
今まで見ることのできなかったリアルなグーグルのドキュメント。

また、私が本書を読む前に気になっていたのが、
今のグーグルは邪悪になったのか?という点と、
フェイスブックを追う立場になったグーグルの焦燥についてでした。

ただし、これらはいずれも後半の章のテーマなので、
そこに到達するまでの道のりは遠かった。

全632ページの本なので、普通の本2冊ぐらいの分量を読んで、
やっとのこと読みたかったパートに辿り着きました。

問題なのは、ちょっと読んだら読み飛ばそうと思っても、
次から次へと面白く、スリリングなエピソードが登場するため、
読み飛ばすことさえもできないこと。

そして、エピローグではグーグルから、フェイスブックへ
転職したジャスティン・ローゼンスタインさんの
元同僚に宛てた、次のようなメールも紹介されています。

  「フェイスブックは本当に“あの会社”だった。
  どの会社かって? あの会社だよ。
  何十年かに一度出るか出ないかというあの会社。
  昨日のグーグル、はるか昔のマイクロソフトがそうだった。
  (中略)その会社が約束の地に向かって突き進んでいることを
  誰かに教えてもらったにもかかわらず時流に乗り遅れれば、
  3年後には必ず後悔する-そんな会社だ。」

レヴィさん自身も、グーグルとフェイスブックの酷似性を
指摘しています。

このまま終わるグーグルではありませんから、
新しい覇者であるフェイスブックとの本当の争いは、
まだまだこれからだと思います。

この本から何を活かすか?

グーグルのブリンさんとペイジさん、アマゾンのジェフ・ベゾスさん、
そして、現代経営学の父、ピーター・ドラッカーさん。

この4人の共通点が、何かわかりますか?

それは、幼少時代に受けた教育方法です。

4人は、いずれも「モンテッソーリ教育」を受けています。

モンテッソーリ教育とは、イタリアの医師、
マリア・モンテッソーリさんによって考案された教育法。

子ども一人ひとりが、興味を持ったことに対し、
とことん追求できるような自発性を重んじる教育法です。

本書には、たびたびモンテッソーリ教育についての
指摘も出てきますから、小さなお子さんを持ち、
どんな教育法がいいか考えている人にも、
参考になるかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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