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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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お金の正しい守り方

お金の正しい守り方 (日経プレミアシリーズ)
お金の正しい守り方 (日経プレミアシリーズ)
(2012/01/26)
大井 幸子 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

  「お金の話といっても、本書では、何かうまい儲け話、
  たとえば株や為替取引(FX)で100万円が1億円に化けるような
  “投機”について語ることはない。
  むしろ、これまで代々蓄積してきた家や土地、財産をいかに守り、
  減らさずに次の世代に伝えていくか、そして、どのように
  グローバル化の試練を乗り越え、21世紀の新しい成長を続けていくか、
  こうした課題に取り組む人々の指南書になることを目指している。」

本書は、細く長く堅実な資産運用を目指す本。

だからと言って、全くリスクをとらない貯蓄や国債だけの運用ではなく、
一定のリスクをとったバランス型の運用を指南します。

ロールモデルは、「ファミリー・オフィス」。

ファミリー・オフィスとは、欧米の富裕層の資産を守る管理会社。

欧米では、大財閥でなくても、医者や弁護士、
中小企業のオーナーなど、一定の資産を持つ富裕層は、
一族の資産を集め、効率的な資産運用を行うために
ファミリー・オフィスを利用しているとのこと。

ファミリー・オフィスは、一族の反映を見据えた長期的な運用収益を
求めるため、投資銀行や生保・銀行などの機関投資家とは、
異なる投資スタンスを持ちます。

著者の大井幸子さんは、ウォール街で長く働く中で、
多くの優れたファミリー・オフィスの担当者や
ヘッジ・ファンドの運用者と知り合ったそうです。

本書では、そうした資産保全のプロの考えをヒントに、
日本に軸足を置きつつも、グローバルな視点から
家族の資産を守る「じぶんちポートフォリオ」を
構築する方法を紹介します。

と言っても、本書はノウハウ本ではありませんから、
具体的な行動には、結び付けにくい部分があります。

大井さんが語るのは、投資の王道とファミリー・オフィスや
ヘッジファンドの運用方法です。

本書は、金融コラムとして読むには、読みやすい文体で
書かれていますから、いい本だと思います。

さらに、巷に溢れる胡散臭い「儲かる系」の本とは、
比べるのが失礼なぐらい、非常に真っ当なことが書かれています。

しかし、一定の資産を持っている人にとっては、
ある程度当然の話しですし、これから投資を始めようとする
まだ資産のない人にとっては、一体どうしたらいいのか
わからないというのが正直なところでしょう。

ですから、本書は現在、資産運用をしている人が、
将来資産が増えた時は、こんな運用をしようと
ずいぶん先のイメージを持つための本だと思います。

この本から何を活かすか?

  「子どものころから経済・金融のセンスを磨きたいのであれば、
  まず、家庭内で日ごろから気安くどんなことでも
  話しやすい雰囲気を作っておくことが大事であろう。」

大井さんは、子どもが金融リテラシーを高めるには、
なにも小中学生から株式投資の話しをする必要はなく、
もっと身近な家計やお金の話をする機会をつくることをすすめています。

  「日ごろお父さんとお母さんの給与を合わせて収入はいくらで、
  住宅ローンや自動車ローンの負債を引くと、家計はこれだけの予算で
  やりくりしていると子供に家計簿を開示する。
  家計は黒字なのか赤字なのか、赤字であれば支出カットについて
  子どもにも解決策を考えてもらう。」

これ、いいかもしれませんね。

我が家の娘も、この春から小学6年生になりました。
この参加型の家計にするか、検討してみます。

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