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なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか

なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか
なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか

(2012/01/27)
藤巻 健史 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:16

さすが、藤巻健史さん、今回も書いている内容は同じでした。

それでも私が藤巻さんの本を読む理由は、
藤巻さんが評論家ではないからです。

  「ちなみにドルとか株とかが予想通りに動いたといって
  “だから私はドルが下がると言ったでしょう。
  あの時、私の言うことを聞いておけばよかったでしょう”と、
  のたまう輩にはヘドが出そうになります。
  “予想をする”のと“その予想に基づいてアクションを起こす”
  ことの間には、思案橋という橋がかかっていて、
  これを渡るのには非常に大きなガッツが必要だからです。」

最近の藤巻さんと言えば、講演会をやって本を出すことが
仕事のように見えますが、やはり根っからのリスクテイカー。

どんなに予想が外れ続けようとも、
藤巻さんはリスクをコントロールしながらポジションをとっています。

その上で、自分のポジションに都合のイイことを発言します。

昔からの藤巻さんファンの方はよくご存知だと思いますが、
藤巻さんの発言には、多分にポジショントークが含まれています。

藤巻さんがモルガン銀行の支店長時代、当時「Mr.円」と呼ばれた
榊原英資さんが行うマスコミ入室禁止の講演会を聞きに行ったそうです。

講演内容を取材したいマスコミは、
出口で参加者から話を聞こうと待ち構えていました。

多くの人がマスコミから逃げるように出て行く中、
藤巻さんだけは自分からにじりより、インタビューに答えたそうです。

  「“どんな内容でしたか?”という質問に対して正直に答えました。
  繰り返しますが、正直に、です。
  榊原さんがおっしゃったことを間違いなく伝えました。
  しかし、正直に答えたのは、私の勝負に都合のいいことだけで、
  都合の悪いことは“忘れました”と答えました。」

藤巻さんの本をはじめて読む方は、
この藤巻さんの習性を前提に読んだほうがいいでしょう。

さて、本書で藤巻さんは、「2012年」に、
国債・円・株が大暴落することを予想しています。

  「私は、(日本の)財政破綻が2012年に起きても、
  全くおかしくないと思っています。
  もし2012年に起きなくても、数年以内には起きると思っています。
  だからこそ、円の暴落は近いと言っているのです。」

藤巻さんが「円安、円安!」と叫び続けたこの10年、
ずっと円高が続きました。

本を出すたびに「オオカミおじさん」がまた円安と叫んでいると言われ、
誰も藤巻さんの予想には耳を貸さなくなっています。

しかし、オオカミは誰もが信じなくなった時にこそやってくる。

あくまでも、自分では十分なオオカミ対策をとった上で、
「なんだ、また藤巻さんの言うこと外れてるよ~」と
愚痴らなければなりません。

ひょっとすると、本当にオオカミがやってくる前の、
そうやって愚痴っている時が、一番幸せな時なのかもしれません。

この本から何を活かすか?

最近(2012年3月6日時点)の為替の動きでは、
藤巻さんの期待するほどではないにせよ、
少し円安方向のトレンドが出ています。

ドル円は2012年1月末の76円台から、
わずか1ヶ月程度で82円目前まで上昇しています。

77円台後半にあった壁を越えて、がらりと雰囲気が変わりました。

かなり相場のエネルギーが溜まっていますので、
今回の円安トレンドはもう少し続く可能性がありますね。

私も評論家にならないように、ポジションをとっています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
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