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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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その数学が戦略を決める

その数学が戦略を決める
その数学が戦略を決める
(2007/11/29)
イアン・エアーズ 商品詳細を見る

満足度★★★★

大量のデータ解析による意思決定は、ほとんどの場合
経験と直感による専門家の判断より正しい。

これが本書の核となる主張です。

確かに、私たちの身の回りを見渡しても、
グーグル、アマゾン、コンビニのPOSデータなど、
データ分析が盛んに行われ、実際の意思決定に利用されています。

本書では、現実世界の意思決定を左右する統計分析を
「絶対計算」と呼び、より多くの分野で利用されている事例を
紹介し、更には、専門家VS絶対計算という対立においても、
感情や先入観に左右されない、絶対計算が優秀であることを示します。

著者のユアーズ博士は、絶対計算に大いなる情熱を抱き、
本書の原題(Super Crunchers:絶対計算者たち)も、
グーグルのアドワーズで実験した結果、タイトルを決めています。

しかし、邦題の「その数学が戦略を決める」は
日本版の編集者が直感だけで決めているとの注釈があり、
これが、なんとも悲しいところです。

本書は難しい数式が登場する訳ではありませんが、
ボリュームもあり、少々読むのがシンドイかもしれません。

しかし、最終章では、日常でも活かせる統計の簡単な知識も
解説されているので、読んだ人の意思決定の質を高めるのに
役立つことでしょう。

「正しい統計の知識を身につけ、自分の経験や直感と両立
させることが、これからの成功の鍵となる」
と、ユアーズ博士は締めくくっています。

この本から何を活かすか?

それでは、最終章で紹介されている
「2標準偏差ルール」を見てみましょう。

例えば、知能指数の平均値が100で、標準偏差を15とすると、
95%の人の知能指数が収まる範囲は計算できますか?

計算は簡単です。

「平均に標準偏差の2倍を加減した範囲に95%の確率で収まる」
というルールなので、下は100-15×2=70、上は100+15×2=130、
つまりIQは、70~130の間に95%が収まることになります。

人は認知的な欠陥があったり、考えが偏りがちですから、
これを覚えておくと、便利ですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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| 数学 | 06:51 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

ikadokuさん、はじめまして。

ikadokuさんは年間300冊も読むんですか~
すごいことですね!

私も少しずつですが、ビジネス書を読むようにしました。

そこで、ブログを立ち上げたのですが相互リンクをお願いたくて、連絡差し上げましたところです。

私のブログにはリンク済みです。

よろしくお願いします。

| JIRO@ブログDE読書日記 | 2008/01/13 11:25 | URL |

JIROさん

相互リンク了解しました。
ブログを拝見する限り、質の高い本を中心に
読まれていることがよくわかります。
今後とも、よろしくお願いいたします。

| ikadoku | 2008/01/14 11:56 | URL |















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