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「先延ばし」にしない技術

「先延ばし」にしない技術
「先延ばし」にしない技術

(2012/01/09)
イ・ミンギュ 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:24

あるネイティブアメリカンのレインメーカー(雨乞い師)は、
雨乞いの祈りを始めると、必ず雨が降ったといいます。

なぜ、そんなことが、できたのでしょうか?

彼の祈りが、天に通じたのでしょうか。
それとも、一般の人にはない霊力があったのでしょうか。

いいえ、そのどちらでもありません。

実は、彼は失敗しない雨乞いの方法を知っていたのです。

それは、雨乞いをやめないこと。

彼は、一度、雨乞いの儀式を始めたら、
いつも本当に雨が降るまで祈りをやめなかったから、
必ず雨を降らせることができたのです。

これは、本書に紹介されていた、簡単にあきらめいないことの
大切さを伝えるエピソードです。

本書は、韓国の心理学者イ・ミンギュさんによる
「実行力」を身につけるための本です。

イさんは、幸せな人生を手に入れるためには1%だけ変えればいい
という「1%行動心理学」を提唱する韓国では著名な心理学者。

本書では、偉大な人と平凡な人の差は、
知識やアイディアではなく、「実行力」にあるとして、
その実行力を身につける方法を解説します。

実行力は「決心-実行-維持」の3段階からなります。

本書でもこのステップに沿った3つの章で、
それぞれ具体的なケースを紹介し、心理的な問題を分析した後、
解決策を提示します。

紹介される事例は、当然、日本や欧米の著者の本では、
見かけない韓国のものがあり新鮮です。

かといって、韓国一辺倒ではなく、欧米や中国、日本の本からの
引用もあり、非常にバランスがよく読みやすく感じます。

  「小さなことを、ひとつ選ぼう。そして、今日すぐに実行に移そう。
  明日も、あさっても、しあさっても、毎日ひとつだけ実行しよう。」

イさんは、走り出しさえすれば、半分終わったも同然とし、
本書では一貫して、行動への移しやすさを重視しています。

それは、人間の脳は体がいったん動き始めると、
止まるにもエネルギーを消耗するため、していることを続けるのが
合理的だと判断する「作業興奮」と呼ばれる精神現象があるからです。

つまり、意欲がないから先延ばしにしてしまうのではなく、
始めないから意欲がわかないというわけです。

そのためにも、目標を簡単な「小さな単位」に分割して、
まず行動を起こし、それができてから次の単位に移すことが
本書では、徹底して説かれています。

この本から何を活かすか?

本書で紹介されていた、元グーグル中国地区総裁の
李開復(リーカイフー)さんのエピソード。

李さんは、かつてアップルで働いていた時代がありました。

ある日、李さんは当時のCEOジョン・スカリーさんと一緒に、
アメリカの人気テレビ番組に出演し、
新しく開発された音声認識システムを紹介することになりました。

収録の前日、スカリーさんは李さんに尋ねました。

「成功確率はどのくらいだい?」

それに対する李さんの答えは、「約90%」。

するとスカリーさんは、さらにこう言いました。

「成功確率を99%まで上げてくれ」

翌日、李さんはスカリーさんに実演成功確率は99%だと言い、
実際に実演は成功しました。

スカリーさんは、「ごくろうだった。昨日はシステム変更で
大変だったろう?」と言って李さんをねぎらったそうです。

ところが、李さんはスカリーさんが驚くような返答をします。

「昨日のシステムと今日のシステムは同じです」

それでは、李さんが成功確率99%と言ったのはウソだったのでしょうか?

実は李さんが行ったのは、非常に簡単なこと。

それは、コンピューターを1台追加しただけのことでした。

1台がエラーを起こす確率は10%。
2台が同時にエラーを起こすのは、10%×10%=1%。

つまり李さんは、ただコンピューターを1台追加するだけで、
成功確率を90%から99%へ引き上げたのでした。

  「言い訳する暇があったら、突発的な事態へ備える
  “プランB”を考えなさい」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
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