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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ラッキーな人の法則

ラッキーな人の法則
ラッキーな人の法則

(2011/12/16)
小杉 俊哉 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

  Q1 あなたにとってラッキーとは?
  Q2 あなたはラッキーだと思いますか?
  Q3 なぜQ2のように思うのか、
    具体的エピソードがあれば教えてください。

本書の著者、小杉俊哉さんは、このようなラッキー度を測る
アンケート調査を307人を対象に行いました。

質問は2部構成になっていて、第1部は冒頭で紹介した3問で、
回答者にとって、ラッキーとはどういうものかを問う質問。

第2部では、どんな人がラッキーなのかを調べるために、
回答者の行動や思考、習慣の傾向を問う45項目の質問です。

なぜ、小杉さんはこのようなアンケート調査を実施したのか?

それは、小杉さんの経験上、ある仮説があったからです。

  「“ラッキー”がたまたま起こる、自分の力ではどうすることも
  できないものであるとすると、どうして“ラッキーな人”と
  “アンラッキーな人”がいるのかだろうか、ということです。
  やはり、“幸運になる”という自分自身の姿勢や、働きかけが
  大きな影響を与えているのではないか、ということです。」

ラッキーは受動的に起こるものではなく、
能動的につかみとるものだとする仮説です。

実際のところ、この仮説をもとにした「成功本」や「幸運本」は
いままでも数多く出版されてきました。

しかし、既存の本は、著者自らの経験をベースに
書かれたものがほとんどです。

それでは、著者がいかに成功者であっても、
サンプル数が、あまりに少なすぎます。

たまたま、その著者に当てはまっただけのことかもしれません。

その点、本書では300人以上に調査を行ない、
ラッキーな人が共通して持つコンピテンシー(思考・行動特性)を
明らかにしていますから、特定の人だけに当てはまる、
偏った法則にはならないというわけです。

それでは、この調査で明らかになった、ラッキーな人の
典型的な人物像とは、どのようなものだったのか?

  「“自己承認と自己確立”ができていて、“他者支援と感謝”をし、
  “直感と洞察力”を持っている人」

きっと、ラッキーな人も、アンラッキーな人も、
最初の時点で起こっていることは同じなのでしょう。

しかし、アンラッキーな人は、それを否定的にとらえ、
他人のせいにして、更に他人の意見に振り回されてしまう。

一方、ラッキーな人は、同じことが起こっても、
それを肯定的にとらえ、ギブ・アンド・ギブの精神で、
自分の直感を信じて行動する。

その積み重ねが、幸運を引き寄せる差になるようです。

結論だけ見ると、既存の「成功本」や「幸運本」が
言っていることと、あまり変わらないようにも感じます。

しかし、小杉さんにとっては、この調査を行ったことに意義があります。

また、私にとっては、本書を読んだことを
肯定的にとらえるか、あるいは否定的にとらえるかが、
今後に大きく影響するということかもしれません。

この本から何を活かすか?

ルーレットで、あなたは3回連続「赤」に賭けましたが、
残念ながら3回とも「黒」が出てしまいました。

さて、4回目の勝負です。
あなたなら、どう考えますか?

  1. 「黒」が4回連続して出る確率は低いから、「赤」に賭ける
  2. 常に確率は1/2だから、どちらにかけても一緒である
  3. 「黒」が連続しているので、流れのある「黒」に賭ける

これは、植島啓司さんの「偶然のチカラ」に掲載されていた
質問として、本書で紹介されていました。

ビギナーは「1」を選び、ギャンブルをやらない人は「2」を選び、
プロのギャンブラーは「3」を選ぶそうです。

本書でも、ラッキーな人は流れを重視するので、
「3」を選ぶような解説がされていました。

でも、私なら、4つ目の選択肢を勝手に作り、
3回負けた時点で、もう勝負から降りますね。

ルーレットの場合、回数を多くやればやるほど、
「大数の法則」に支配されます。

回数を重ねると、「赤」も「黒」も1/2の確率に近づくのではなく、
「0」や「00」があるので、1/2より小さな確率に近づいていきます。

つまり、やればやるほど、胴元が儲かるということです。

だったら、最初から勝負をするなと言われれば、
身も蓋もありませんが、サンクコストの呪縛から逃れ、
せめて傷の浅いうちに止めるのが賢明だと思います。

また、5つ目の選択肢を作り、胴元になるというのも
いいかもしれませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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