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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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クラウド「超」仕事法

クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する
クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

(2011/11/25)
野口 悠紀雄 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:22

スマートフォンの活用本や、クラウドの仕事術に関する本は、
既に数多く出版されています。

恐らく、そういった本の著者は好奇心が旺盛で、
新しい技術やガジェットが世に出たら、すぐに自分で試すのでしょう。

そして見つけたノウハウを、誰よりも早く世間に発表することで
活用本として刊行しているわけです。

これらの本の著者は、ほとんどが年齢20代~40代まで。

それでは、「超」シリーズで有名な野口悠紀雄さんが書いたとはいえ、
今さらスマホやクラウドの活用術の本を、読む価値があるのか?

しかも、野口さんは、御年71歳。

野口さんには失礼ですが、そんな高齢の方が書いた本が、
当たり前のように最新のデバイスを使いこなす
デジタルネイティブの世代が書いた本を上回る価値を示せるのか?

本書を読む前に、私はそんな不安が一瞬よぎりました。

しかし、不安は杞憂に終わりました。

いくらお年を取ったとはいえ、やはり野口さん。

既存のスマホ・クラウド本とは、ひと味もふた味も違いました。

  序章 クラウドが開く魔法の世界
  第1章 クラウドの魔法を誰でも使える時代が来た
  第2章 ため込むな クラウドに上げよ
  第3章 クラウドを用いて時間を有効に使う
  第4章 考える環境を作る
  第5章 クラウド時代に生き残るメティアは何か?

  「“何ができるか”ではなく、“何をやりたいのか”が問題」

野口さんは、この手の本には2種類あると言います。

1つは「機器、あるいは機能の側からの使い方」を解説した本。

そしてもう1つは、「仕事上でどう使ったらよいか」という
ノウハウを提供する本。

この2つの違いは、欲求の違いです。

前者の本は、目の前に機器があって、それを使いこなしたい
という欲求を満たします。

既存のノウハウ解説本は、ほとんどがこちらに属します。

後者の本は、そもそもそんな機器が登場する前から、
今の仕事のやり方に不満があり、それをなんとか解消したかった
という欲求を満たします。

本書は、後者です。

  「ずいぶんお待ちしました。デジタルオフィスさま」

童話「眠れる森の美女」のセリフを模するように、
現在のクラウド環境は、野口さんが永く待ち望んだ状態。

野口さんには、こういう状態で仕事をしたいという、
強烈な欲求がありました。

ですから本書では、水を得た魚のように
野口さんは「仕事上でどう使ったらよいか」を解説します。

また、本書ではクラウドの背景にある社会構造や、
「ものごとの考え方」の問題も重視しています。

ITの本質的な価値を考え、私たちの生活や仕事を
どう変えるかが考えられていますから、
既存のスマホ活用本とは深さが違い、
また、インテリジェンスが感じられる本になっています。

この本から何を活かすか?

  「一生時計」

「一生時計」とは、一生を80歳として、一周24時間とする時計。

デジタル版より、アナログ版の方が、
よりリアルに残り時間を意識でき、時計の文字盤には、
自分の歴史と、世間の出来事が刻まれています。

クラウド版の「超」整理手帳に入れる予定とのことです。

野口さんの一生時計の針は22時半頃の位置まで進んでいます。

私も一生時計で考えてみると、
時計の針は、現在13時半を指していました。

これは、まだ時間があると考えるか、
もう時間がないと考えるかの問題ではなく、
残り時間を意識た方がよさそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  
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