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僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい
僕は君たちに武器を配りたい

(2011/09/22)
瀧本 哲史 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:27

  「“コモディティ化”の潮流が、世界中のあらゆる産業で
  同時に進行している。その流れから逃れることは、
  現代社会に生きる限り、誰にもできない。
  これからの時代、すべての企業、個人にとって重要なのは、
  “コモディティにならないようにすること”なのだ。」

瀧本哲史さんの「武器としての決断思考」が、
あまりにも衝撃的だったので、
同時刊行されたこちらの本も読んでみました。

さすがに、2冊目となると内容の重複があったり、
インパクトも多少薄らぎます。

しかし、これからの時代を生き抜くための
知恵(瀧本さんの言葉を使うと武器)を得るための本として、
必読の一冊だと思います。

どうやら瀧本さんには、厳しい現実を伝えながらも、
読む人を扇動する力があるようですね。

長らく候補者さえ見当たらなかった、
大前研一さんの次を担う人は、瀧本さんなのかもしれません。

さて、本書のテーマは、いかに「コモディティ化」を避けるかということ。

人も企業も、一旦、コモディティ化してしまうと、
過当競争が延々と繰り返され、
結果として収入や利益が限界まで下がってしまいます。

ですから、世界的な投資家であるウォーレン・バフェットさんも、
コモディティ企業には絶対に投資しないことで知られていますね。

それでは、コモディティ化を避けるためには、どしたらよいのか?

今まで、私たちは、人より勉強するとか、
スキルや資格を身につけるなどして、この流れに逆らってきました。

しかし瀧本さんは、今の時代、英語が堪能だったり、
医者や弁護士という資格を得たとしても、
やはりコモディティ化は避けられないと言います。

唯一、コモディティ化しない方法は、
他とは代替できないスペシャリティになること。

瀧本さんは稼ぐことができるタイプを次の6タイプに分類し、
その中でも、今後はコモディティ化して価値を失う
2つのタイプがいることを指摘しています。

  1. 商品を遠くに運んで売る「トレーダー」
  2. 専門性を高めて仕事をする「エキスパート」
  3. 商品に付加価値をるけて売る「マーケター」
  4. まったく新しい仕組みを作る「イノベーター」
  5. みんなをマネージて利益を得る「リーダー」
  6. 投資家として市場に参加する「インベスター」

この中で、今後生き残っていくのが難しいのは、
「トレーダー」と「エキスパート」。

そして、残りの4つのタイプの中でも、瀧本さん実践してきた
投資家的な生き方「インベスター」が最も推奨されています。

本書は高学歴ワーキングプアにならないよう、
学生や社会に出たばかりの若者向けに書かれています。

しかし、コモディティ化は、現役である以上、
どの世代にも起こる問題です。

私は若者よりも、もっと上の世代こそ、
本書の武器を手に入れる必要があると感じました。

この本から何を活かすか?

  「英語・IT・会計」よりも「リベラル・アーツ」を学べ

瀧本さんは、本書の締めくくりとして、
「リベラル・アーツ」を学ぶことの重要性を強調しています。

  「英語・IT・会計」は人に使われるための、「奴隷の学問」。
  
  「リベラル・アーツ」は人類の歴史や、哲学、芸術、
  文化、自然科学全体について勉強する。
  言わば、生きていく上での教訓を学ぶ、「自由人の学問」。

私も、だんだん年を取ってきて、
スキルがないことよりも、教養がないことの方が、
人間としての深みや質に、大きく影響していると感じています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 07:25 | comments:1 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

すごいブログですね。自身の感じた事と他の人の感じたことを知る事、とても役に立ちます! 、新しい読書の楽しみ方
ですね。

| shige | 2011/12/31 00:37 | URL |















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| ほんからり  ~本からいろいろリンク~ | 2012/01/05 22:51 |

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