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ビッグデータビジネスの時代

ビッグデータビジネスの時代 堅実にイノベーションを生み出すポスト・クラウドの戦略
ビッグデータビジネスの時代 堅実にイノベーションを生み出すポスト・クラウドの戦略

(2011/11/09)
鈴木 良介 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:21

  「もしも、あなたの会社にスティーブ・ジョブズのような経営者や
  スタンフォード大学卒の意欲と能力に富んだ従業員がいないのであれば、
  “ビッグデータ”の活用を考えた方が良い。
  ビッグデータの活用は、一部の天才のみに依存することなく、
  確実にイノベーションを実現するための方法となるからだ。」

天才たちが起こしたイノベーションは、
顧客の声を聞いて、実現したものではありません。

T型フォードにしても、iPodにしても、
初めから市場にニーズがあったわけではなく、
製品が世に出てから消費者が追いかけてきたものです。

顧客の声を聞いていただけでは、
これらの商品は開発されなかったでしょう。

しかし、普通の企業がイノベーションを起こすために、
経営者がスティーブ・ジョブスさんになることはできません。

マネしようと思っても、簡単にマネできないのがカリスマですから。

ならば、普通の企業がイノベーションを起こすにはどうしたらよいのか?

そのひとつの方法が、「ビッグデータ」の活用であると
本書の著者、鈴木良介さんは答えます。

ビッグデータは、イノベーションの底上げを行うための武器になる。

ビッグデータとは、大量のデータのことを意味しますが、
それは単に量だけに注目したものではありません。

本書では、事業に役立つ知見を導き出すための、
「高解像」「高頻度生成」「多様」なデータと定義しています。

  第1章 ビッグデータビジネスとは何か?
  第2章 ビッグデータビジネスの効用と活用事例
  第3章 主要陣営の戦略とビッグデータ活用を支える技術
  第4章 ビッグデータ活用に向けた3つの阻害要因
  第5章 ビッグデータビジネスの将来予測

今までも、何度となくこういったデータ処理や分析から、
付加価値を生む取り組みはなされてきました。

それでは、なぜ、このタイミングでビッグデータなのか?

それは、今までにない環境が整ったから。

鈴木さんは、2001年以降の10年間で、IT活用における
電子化・自動化が大きく進展し、処理・分析に利用できる
データの蓄積が進んだことを理由に挙げています。

本書は、国内外のビッグデータ活用の事例を数多く紹介し、
ビッグデータを活用する際の課題と、将来像を提示しています。

技術的な話しも多いのですが、興味深い事例が多いので、
私のような素人でも、このビッグデータビジネスの
全容がイメージできました。

ただし、この手の技術ベースの本は、
あっという間に賞味期限が来てしまいまいますから、
できるだけ早く読む必要があると思います。

この本から何を活かすか?

  「消費者のストリッパー化」

消費者が対価によってはプライバシーの公開も厭わないと
考える傾向を、「消費者のストリッパー化」と呼ぶそうです。

別にプライバシーを知られても減るもんじゃなしに、
それでメリットを得られれば良いと考える人もいるのでしょう。

この事例として紹介されていたのが、
チェコの売春宿「ビッグ・シスター」。

  「ある36歳の男性は、フランスのメッツにある自宅から、
  約8時間かけてチェコのプラハにある売春宿ビッグ・シスターに通う。
  ここでは、無料でセックスすることができるからだ。
  そのかわり行為は50台のカメラで撮影され、
  インターネットで配信されることに同意しなければいけない。」

これは、本当の意味でストリッパー化です。
ここへ行けば、誰でもAV男優になれるというわけですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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