活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

一瞬で大切なことを伝える技術

2011年12月16日
問題解決・ロジカルシンキング・思考法 1
一瞬で大切なことを伝える技術
一瞬で大切なことを伝える技術

(2011/11/11)
三谷 宏治 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:30

あなたは、ロジカルシンキングの本を読んで、
論理的に話せるようになりましたか?

いくら本を読んだり、セミナーに参加しても、
なかなかロジカルに大切なことを伝える力は身につきません。

なぜなら、ロジカルシンキングは難しいからです。

報告書やプレゼン資料を使ってならともかく、
会話の中で、マトリックスやピラミッドストラクチャーといった
フレームは使いこなせません。

むしろ、自分の頭の中だけにマトリックがあって、
それを言葉だけで相手に伝えようとすると、
かえって伝わりにくくなる場合もあります。

三谷宏治さんは、もっと簡単に論理スキルを
向上させる方法がないかを考えました。

それは、図などを描かなくても、
もっと普段の会話の中で、使えるスキルとして。

そして、出した答えが2つ。

  1. スキルは同じことを繰り返さないと身につかない。
    だから使うフレームワークは1つか2つに絞る。

  2. 一般のロジカルシンキングは複雑すぎる。
    もっと単純でないと使えない。

この2つの結論から生まれたのが、本書で紹介される「重要思考」。

現在、三谷さんが教える研修コンテンツの中で、
最も基本的で、かつ最強のスキルであると説明されています。

重要思考では、まず、言いたいことを
「塊」と「つながり」に分けます。

そして、いくつかの「塊」と「つながり」に分かれたら、
その中で、一番ダイジなことは何なのかという「重み」と、
他との「差」は何かをハッキリさせて相手に伝えます。

大切なのは、「差」だけに注目して終わらないように、
最初に「ダイジなコト」から考えはじめること。

いくら他との差があっても、それがダイジでなければ、
どうでもいいことだからです。

伝わらない話は、「それで、結局、何がいいたいの?」と
と相手に思われてしまいます。

しかし、ダイジなことからブレずに話す重要思考は、
シンプルですが、言いたいことを確実に相手に伝える技術です。

もちろん重要思考は、自分が相手に伝える場合だけでなく、
相手の話を聴く場合や、話し合う場合も使えます。

相手の言っていることで、一番ダイジなコトは何?
と考えて聴けばいいんです。

簡単だけど、意外とできていないし、奥が深い。

重要思考は、ロジカルシンキングが
なかなか身につかなかった人でも使える、
ビジネスの現場で活用度の高い技術だと思います。

この本から何を活かすか?

  ダイジなことを相手に決めてもらう究極技

特に、次から次へと、いろんなことを
しゃべり過ぎてしまう人に有効な技が、
本書に紹介されていました。

話し終わった後に、最後に相手に聞きます。

  「今俺が話した中で、一番ダイジなのは何だと思う?」

すると、相手は何がダイジか自分で考えるし、
自分で考えたことは、実行に移しやすい。

この技、立場が上じゃないと使い難そうですが、
今度使ってみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント1件

コメントはまだありません

クレーマー&クレーマー

説得力

書店で初めてそれを手にしてすぐに購入しました。簡潔にわかりやすく説明していると思います。しかし、著者がその経験から自信をもって書いたことはわかるのですが、著者の独りよがり的な記述のところがあります。

本文に入ってすぐのページ(5ページ)の『ウケる技術』についての部分です。

「ウケたあとのことは、自己責任ですね」という、糸井重里さんの文章を紹介したあとで「そうなのです。ウケるだけでは、ダメなのです」と言っています。

私は、何がそうなのかがいまだによくわかりません。ウケた後は自己責任ということもどういうことかわかりません。

『ウケる技術』を読んだことのある人ならば、「なるほど」と納得できるかもしれませんが、それを読んでいない者にとっては「そうなのです」はないと思います。いかがでしょうか。

2012年03月31日 (土) 17:56