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「苦しい」が「楽しい」に変わる本

「苦しい」が「楽しい」に変わる本 ~ 「つらい」を科学的になくす7つの方法~
「苦しい」が「楽しい」に変わる本 ~ 「つらい」を科学的になくす7つの方法~

(2011/10/11)
樺沢 紫苑 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:26

「苦しい」とき、「つらい」と感じるとき、
この本を読んでみてください。

きっと、その痛みが緩和されるはずです。

そもそも、「苦しい」状態と「楽しい」状態では、
いったい何が違うのか?

私たちは、「苦しい」や「楽しい」を心の状態と考えがちです。

しかし、実際には脳内物質やホルモンの分泌で、
私たちは「苦しい」と感じたり、「楽しい」と感じるようです。

「苦しい」ときは、ノルアドレナリン、アドレナリン、
コーチゾール、セロトニンなどが分泌された状態。

「楽しい」ときは、ドーパミン、エンドルフィン、
セロトニンなどが分泌された状態。

ですから、どんなに精神的につらくても、
しょせん脳内物質の分泌と考え、
考え方や受け止め方を少し変えるだけで、
ぐっと気持ちを楽にすることができるようです。

特に、苦しくなると、視野狭窄に陥り、
目の前の苦しい状態しか見えなくなります。

でも客観視して全体像を見ると、必ずポジティブな面もあるはずです。

苦しいときに、今はノルアドレナリンが出ているだけで、
これをドーパミンに変えれば楽になれると考えると、
少し客観的に状況をとらえる余裕が出るかもしれません。

本書はツイッターやGmailの著書でも知られる樺沢紫苑さんが、
精神科医である本業をもとに書いた本です。

  「最近の脳科学、心理学研究のなかから、科学的な裏づけが
  しっかりしたものを選りすぐり、誰でも簡単に取り組むことができて、
  すぐに結果を出せる“苦しい”が“楽しい”に変わる方法を
  本書にまとめました。」

本書は、今まで経験論からポジティブシンキングが良いと
考えていたことに、科学的な根拠を与えてくれます。

掲載されてる「苦しい」を「楽しい」に変える方法は、
いずれも簡単にできる実用的なものばかりで、
他にも興味深い話がたくさん紹介されていました。

イソップ童話「王様の耳はロバの耳」にでてくる床屋は、
なぜ、井戸に向かって「王様の耳は、ロバの耳!」と叫んでしまったのか?

それは、私がこうしてブログを書く理由と同じ。

表現することには、癒しの効果があります。

実はブログやツイッターに書くことも、井戸に向かって叫ぶことも、
それだけで気持ちが癒されると感じ、ストレスが軽減されるようです。

また、本書には樺沢さんの好きな映画を例にした解説も
数多く登場しますから、その一場面をイメージして、
楽しく読むことができます。

一家に一冊、家庭の「精神医学」として常備しておきたい本です。

この本から何を活かすか?

  人間関係を劇的に改善する方法

誰でも、相性のいい人と、相性の悪い人がいます。

しかし、多くの場合その好き嫌いは、
初対面の時に持ってしまった「先入観」によるもの。

人間は初対面の人に対し、無意識のうちに
「好き」か「嫌い」、二者択一のラベルを貼ってしまうそうです。

一度「嫌い」のラベルを貼ってしまった人は、
後々までその先入観から簡単には抜け出せません。

そこで、樺沢さんが本書で紹介する、
「嫌い」のラベルを貼る人を少なくする方法。

初対面のときに、二者択一を意識的に「三分法」にする。

つまり、「嫌い」の選択肢を2つに分け、
「好き」、「ふつう」、「大嫌い」の三択にします。

すると今までは「好きではない」人は、
自動的に「嫌いに」振り分けられていましたが、
三択では「ふつう」と「大嫌い」に振り分けられるので、
なんとなく「嫌い」と思われていた人が激減します。

初対面で「大嫌い」と感じる人は少ないですから、
無意識に苦手意識を持つことが減らせそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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