活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません
日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

(2011/10/15)
藤沢数希 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:19

  「経済学をまったく勉強したことがない人に、
  今、日本や世界で話題になっている重要な経済問題を
  腹の底から理解してもらいたいと考え、この本を書きはじめました。」

本書の著者は、ブログ「金融日記」で有名な藤沢数希さん。
ファンの方には待望の新作です。

最近では、ツイッター上での発言、
「ソーラーなんて女子供のエネルギー。男は黙って原子力。」
などが話題になっていましたね。

また、藤沢さんは言論サイト「アゴラ」への寄稿も
よくされていたので、私はあまり意識していませんでしたが、
前作「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」からは、
実に5年振りの新作となりました。

  「1冊で重要な経済問題を網羅できて、本質的なことを理解できて、
  かつ、やさしく読める本でなくてはいけません。
  そのためには、経済学の教科書に載っているけど、
  現実の世界では重要でないことをそぎ落とし、
  また現実の世界では重要だけれど教科書にはあまり載っていないことを
  ていねいに説明する必要があります。
  また、専門用語を使わずに、直感的な説明を心がけました。」

本書は、内容で分けると3部構成になります。

  第1部-金融コラム
  第2部-経済学の基礎知識
  第3部-政策提言

本書のページの大部分を占め、メインとなるのは、
第2部の経済学を解説するパートです。

しかし、ここは諸説ある中から、どのテーマを選ぶかが鍵となり、
それほど藤沢さんのオリジナル性が発揮できる部分ではありません。

ページ数は少ないながらも、藤沢さんらしさが出ているのが、
第1部の金融コラムと第3部の政策提言のパートです。

特に、世界同時金融危機と福島原発の類似点を挙げたり、
日本の年金システムをバーナード・マドフ事件になぞらえて
説明している部分などは、独自の視点で興味深いものがありました。

ただ、第3部の政策提言は「もう代案はありません」という
タイトルがついていますが、
そこまで煮詰めているような印象を受けませんでした。

ピークエンドの法則で言うと、本書のピークは最初の章にあり、
エンドはそれほどインパクトがなかったため、
本書全体を読ん残る印象は、それ程強いものではありませんでした。

それは、私の藤沢さんに対しての期待値が
高すぎたからなのかもしれません。

この本から何を活かすか?

藤沢さんは、本書について、
ブログの記事の中で、ある告白をしています。

  「副島隆彦(そえじまたかひこ)さん、ごめんなさい

本書で副島さんの翻訳本から引用があったにもかかわらず、
参考文献に記載しなかったと。

  「どうしても“副島隆彦”という文字列を書きたくなかった。
  どうしても。それは何か汚らわしいことのように思えたし、
  恥ずかしいことのようにも思えた。
  “副島隆彦”という4文字、たった4文字を僕の本の片隅に
  少しでも書くことにより、僕の本が呪われてしまい、
  その他大勢のトンデモ本の仲間入りを宣告されてしまうように思えたのだ。」

分からないでもないですね、この感覚。

しかし、この藤沢さんのエントリーで、
私は副島さんの原発事故後の驚くべき行動を知りました。

副島隆彦さん、いろんな意味でタダモノではないんですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経済・行動経済学 | 06:33 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

宣伝にご協力いただけませんか?

ご無沙汰しております。
「仙台でベンチャー・・・」ブログで相互リンクさせていただいているがんばろう東北です。

4月に震災復興支援のために秋田県内のチャリティー商品を集めた「Smile. from AKITA」というサイトをご紹介したと思いますが、それから半年後の10月に東北6県のSmile.が集まり、「Smile. from TOHOKU」という次のステップのサイトを作ることができました。

もしよろしければ、宣伝にご協力いただけると幸いです。
今こそ東北の民が一丸となるとき。どうぞよろしくお願いいたします。

Smile. from TOHOKU
http://smilefromtohoku.com/

| がんばろう東北 | 2011/11/23 08:31 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/1329-2cf2f179

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT